学習目安 | 小: S | 中: S | 高: A

養分

養分

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 生物が生命活動を維持し、成長するために必要となるエネルギー源や物質の総称。
  • 植物においては主に光合成によって生成され、デンプンや糖などの形で蓄積・利用される。
  • 動物胎児の場合は、食物の摂取や胎盤を通じた供給により外部から取り込まれる。

解説

植物における養分は、葉で行われる光合成によって水と二酸化炭素から作り出されます。生成された養分(主に糖)は、維管束師管を通って植物全体へと運ばれ、成長のためのエネルギーとして消費されるほか、根や種子にデンプンとして蓄えられます。例えば、ダイコンは主根に大量の養分を蓄える貯蔵根の一種ですが、その側根の生え方には幾何学的な規則性があり、子葉に対して特定の角度を保つことで効率的な成長を支えています。

また、種子が発芽する際にも養分は不可欠です。種子の中にはあらかじめデンプンなどの養分が蓄えられており、水・空気適当な温度という条件が揃うことで、これらがエネルギーに変換され、芽や根を出す原動力となります。光合成ができるようになるまでの間、植物はこの蓄えられた養分のみを頼りに成長を続けます。

コラム

養分のやり取りは植物に限った話ではありません。ヒトの誕生においても、子宮内の胎児は自ら食事をすることができないため、胎盤とへそのおを通じて母親から酸素や養分を受け取り、不要な老廃物を排出しています。このように、生命が維持される過程には必ず養分の循環が存在します。

さらに、生態系全体で見ると、植物(生産者)が作った養分を動物(消費者)が食べ、その死骸を細菌分解者)が分解するという循環が成り立っています。密閉された環境であっても、光さえあれば植物が酸素と養分を供給し続けることで、生物同士のつり合いが保たれるのです。

小学生のみなさんへ

養分(ようぶん)」とは、生き物が育ったり、元気に動いたりするために必要な「栄養」のことです。人間がごはんを食べてエネルギーを作るのと同じように、植物や動物も養分を必要としています。

植物は、太陽の光を浴びて自分たちで養分を作ることができます。これを「光合成こうごうせい」と呼びます。作った養分は、茎の中にある「師管しかん」という細い管を通って、体全体に運ばれます。ダイコンのように、根っこにたくさんの養分をためる植物もあります。

また、お母さんのおなかにいる赤ちゃん(胎児たいじ)は、自分でお昼ごはんを食べることができません。そのため、「胎盤たいばん」や「へそのお」を通してお母さんから養分をもらって大きくなります。

植物の種が芽を出すときも、養分が大切です。種の中には、芽が出るためのエネルギーがデンプンなどの形で詰まっています。水、空気、ちょうどいい温度の3つがそろうと、種の中の養分が使われて、元気な芽が出てくるのです。

ルラスタコラム

ダイコンをよく見ると、小さな根っこ(側根)がきれいにならんで生えているのを知っていますか?実は、最初に出る「ふたば」の向きに合わせて、決まった角度で生えてくるルールがあるんです。養分を効率よくたくわえるための、自然のふしぎな工夫ですね。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…