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地下茎

地下茎

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

地下茎
植物の茎が地中で変形し、養分の貯蔵や繁殖の役割を担うようになった器官の総称

解説

地下茎は、地中にあるものの形態学的には「茎」の構造を持つ組織です。地上の茎と同様に、節(ふし)や芽、および退化した葉である鱗片葉(りんぺんよう)を持つため、解剖学的に根とは明確に区別されます。光合成で作られたデンプンなどの養分を蓄積し、植物が休眠期を越したり、次の成長期に芽を出したりするためのエネルギー源となります。

地下茎はその形態や養分の蓄え方によって、以下のように分類されます。

名称 特徴 代表的な植物
塊茎(かいけい) 茎の先端が肥大したもの ジャガイモ、キクイモ
根茎(こんけい) 水平に伸び、節から根を出す ハス(レンコン)、ショウガ
鱗茎(りんけい) 短縮した茎に肉厚の葉が重なる タマネギ、チューリップ
球茎(きゅうけい) 茎の基部が球状に肥大したもの サトイモ、コンニャクイモ

また、地下茎の一部から新しい個体が生じる「栄養生殖無性生殖の一種)」は、農業において効率的に個体を増やす手段として広く利用されています。

コラム

地下茎を持つ植物には、単子葉類(タマネギなど)と双子葉類(ジャガイモなど)の両方が含まれます。種子から発芽する際、子葉が地上に出るタイプと地中に残るタイプがありますが、地下茎による繁殖は種子を経由しないため、親と同じ遺伝的性質を持つクローンを素早く増やすことが可能です。また、ジャガイモ(茎)とサツマイモ(根)のように、見た目が似ていても植物学上の部位が異なる点には注意が必要です。

小学生のみなさんへ

ふだん食べている野菜の中には、土の中にあるのに「根っこ」ではなく「茎(くき)」が大きくなったものがあります。これを「地下茎」とよびます。

地下茎には、ジャガイモやレンコン、タマネギなどがあります。これらは、葉っぱで作った栄養をたくわえるための入れ物のような役割をしています。また、地下茎から新しい芽が出て、たねをまかなくても仲間を増やすことができるのも大きなとくちょうです。

見た目は根っこのように見えますが、よく見ると「ふし」や「芽」があるのが茎のしょうこです。冬の間、土の中でじっとたえて、春になるとたくわえた栄養を使って一気に芽を出すための大切な場所なのです。

ルラスタコラム

ジャガイモは「茎」ですが、サツマイモは「根」が大きくなったものです。ジャガイモには芽が出る「くぼみ」がありますが、サツマイモにはありません。こんどキッチンで観察してみてくださいね!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 地下茎と根を見分けるための、茎特有の構造を2つ答えなさい。
節(ふし)と芽
【応用】 ジャガイモとサツマイモのうち、地下茎が肥大化したものはどちらか答えなさい。
ジャガイモ(サツマイモは根が肥大化した「塊根」であるため)
【実践】 地下茎を持つ植物が、種子を作らずに新しい個体を増やす仕組みを何というか答えなさい。
栄養生殖

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