天王星

天王星

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

天王星
太陽系太陽から7番目の惑星であり、自転軸公転面に対してほぼ横倒しになっている巨大氷惑星
  • 太陽系で3番目に大きな直径を持ち、大気に含まれるメタンの影響で青緑色に見える
  • 自転軸が約98度も傾いており、他の惑星とは異なり横倒しの状態で公転している
  • 1781年にウィリアム・ハーシェルによって望遠鏡を用いて発見された

解説

天王星は、木星土星と同じく巨大な惑星ですが、その内部構造の違いから「巨大氷惑星(アイスジャイアント)」に分類されます。中心部には岩石の核があり、その周囲を水、アンモニア、メタンなどが凍ったマントルが取り囲んでいます。大気は主に水素ヘリウムで構成されていますが、わずかに含まれるメタンが太陽光の赤い光を吸収し、青い光を散乱させるため、独特の青緑色に見えるのが特徴です。

最大の特徴は、自転軸が約98度も傾いていることです。地球の傾きは約23.4度ですが、天王星はほぼ真横を向いて公転しているため、北極南極が太陽の方向を向く時期があり、極めて極端な季節の変化が起こります。また、天王星には細い環(リング)や27個の衛星が確認されています。

項目 木星・土星 天王星・海王星
分類 ガス巨大惑星 氷巨大惑星
主な構成成分 水素、ヘリウム 水、メタン、アンモニアの氷
平均密度 非常に低い ガス惑星よりやや高い
コラム

天王星は、古くから知られていた水星から土星までの惑星とは異なり、近代になってから望遠鏡によって発見された最初の惑星です。発見者のウィリアム・ハーシェルは当初、彗星だと考えていましたが、その後の観測で惑星であることが確認されました。名称の「ウラヌス」は、ギリシャ神話の天空の神ウラノスに由来しています。太陽から非常に遠いため、表面温度は約マイナス220度前後と極めて低温な世界です。

小学生のみなさんへ

天王星は、太陽から数えて7番目にある惑星です。地球よりもずっと大きくて、きれいな水色をしています。この色は、空気の中に含まれる成分が太陽の光をはね返しているために見える色です。

天王星の一番ふしぎなところは、回っている向きです。地球などのほかの惑星は、コマのように立って回っていますが、天王星は横だおしになって、まるでボールが地面を転がるように太陽のまわりを回っています。そのため、昼や夜が何十年も続く場所があるなど、とても変わった世界になっています。

この星は、1781年にイギリスのハーシェルという人が望遠鏡を使って見つけました。それまでは、遠すぎてだれも惑星だとは気づかなかったのです。

ルラスタコラム

天王星のまわりには、土星と同じように「わ(環)」があるのを知っていますか?土星ほど目立ちませんが、細くて暗い色のわがいくつも重なっています。また、天王星の衛星えいせい(まわりを回る星)の名前は、有名な劇作家げきさっかシェイクスピアの作品に出てくる登場人物から名付けられているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 天王星が青緑色に見える原因となっている、大気に含まれる物質は何ですか。
メタン
【応用】 天王星の自転軸には、他の惑星には見られないどのような大きな特徴がありますか。
自転軸が公転面に対して約98度傾いており、ほぼ横倒しの状態で回転している。
【実践】 天王星は1781年に発見されましたが、それ以前から知られていた土星までの惑星と、発見の経緯においてどのような違いがありますか。
肉眼ではなく、望遠鏡を使って観測されたことで初めて惑星として認識された。

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