学習目安 | 小: B | 中: A | 高: B

視度

一般小学生

まとめ

視度
天体や物体を見たとき、その直径が観測者の目に対してなす角度(見かけの大きさ)

解説

視度(Angular diameter)とは、ある地点から対象物を見上げた際に、その物体の両端が観測者の目に対して作る角度のことです。これは「見かけの大きさ」とも呼ばれ、物体の実際の大きさと、観測者からその物体までの距離という2つの要素によって決まります。天文学においては、天体の大きさを比較する際に非常に重要な概念となります。

比較項目 太陽
実際の直径 約140万km 約3,500km
地球からの距離 約1億5,000万km 約38万km
視度(見かけの大きさ) 約0.5度 約0.5度

例えば、太陽は月よりも直径が約400倍も大きいですが、地球からの距離も約400倍遠いため、地球から見たときの視度はどちらも約0.5度とほぼ同じになります。この偶然の一致により、月が太陽をぴったりと覆い隠す「皆既日食」という現象が起こるのです。

コラム

天体の動きを観察する際には、透明半球などの道具が用いられます。水平な場所に置いた画用紙に透明半球と同じ大きさの円を描き、方位を記入して固定します。その後、ペンの影が中心に来る位置に点を打ち、時刻を記録して滑らかな線で結ぶことで、太陽の通り道を記録できます。このとき、太陽の視度は一日を通してほぼ一定ですが、高度(角度)が変化することで影の長さや位置が変わる様子を詳しく学ぶことができます。

小学生のみなさんへ

みなさんは、空にある太陽と月を見たとき、どちらも同じくらいの大きさに感じたことはありませんか?実際には、太陽は月よりもずっとずっと大きいのですが、地球からの距離きょりがとても遠いため、同じくらいの大きさに見えるのです。このように、目に見える「見かけの大きさ」のことを視度しどといいます。

太陽の動きを調べるときは、透明なボールのような「透明半球」を使います。画用紙の上に透明半球を置いて、太陽の位置に合わせてペンでしるしをつけていくと、太陽が空をどのように動いているかがわかります。太陽は東からのぼって南を通り、西へとしずんでいきますが、見かけの大きさ(視度しど)はずっと変わりません。

ルラスタコラム

もし月が今よりも地球から遠かったら、太陽を全部かくす「皆既日食」は見られなかったかもしれません。太陽と月がたまたま同じくらいの大きさに見えるのは、宇宙のすごい偶然なのです!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 物体の実際の大きさと距離によって決まる、目に見える「見かけの大きさ」を角度で表したものを何といいますか
視度(または視角)
【応用】 太陽は月よりも圧倒的に巨大であるにもかかわらず、地球から見たときにほぼ同じ大きさに見えるのはなぜですか
太陽は月よりも直径が約400倍大きいが、地球からの距離も月より約400倍遠いため、視度がほぼ等しくなるから
【実践】 天体の視度を測定する際、観測者からの距離が2倍遠くなった場合、その天体の視度はどのようになると考えられますか
視度は約2分の1(半分)になる

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