まとめ
- 女性の卵巣で形成される雌性の生殖細胞であり、精子と受精することで個体発生の起点となる。
- ヒトの細胞の中で最大級のサイズ(直径約0.14mm)を持ち、肉眼でも辛うじて確認できる大きさである。
- 減数分裂によって染色体数が通常の体細胞の半分(n)になっており、初期の胚発生を支える豊富な細胞質を蓄えている。
解説
卵子は、女性の生殖器官である卵巣の中で成熟し、周期的に排出(排卵)されます。精子と出会う場所は主に卵管であり、ここで受精が成立すると「受精卵」となります。卵子自体には精子のような運動能力はありませんが、卵管内の繊毛運動や管の収縮によって子宮へと運ばれていきます。
受精卵は子宮へ向かう道中で細胞分裂(卵割)を繰り返し、約1週間かけて子宮に到達します。最終的に子宮内膜に入り込む「着床」を経て、妊娠が成立します。卵子は、受精後の急激な細胞分裂を支えるために、ミトコンドリアやタンパク質などの栄養成分を細胞質内に豊富に保持しているのが特徴です。
ヒトの卵子の寿命は排卵後、約12時間から24時間程度と非常に短く、精子の寿命(約2〜3日)と比較しても受精可能な期間は限られています。また、一生の間に排卵される卵子の数は決まっており、胎児期に作られた卵母細胞が成長とともに減少していくという、他の細胞にはない特殊な性質を持っています。
「卵子」とは、新しい命のもとになる、女性の体の中でつくられる特別な細胞のことです。おなかの下の方にある「卵巣」という場所でつくられます。
大きさは約0.14ミリメートルで、人間の体にある細胞の中では一番大きく、目で見ると小さな点のように見えます。この卵子が、男性の体でつくられる「精子」と出会うことを「受精」といいます。
受精したあとの卵子は、何度も細胞分裂をくり返しながら、約1週間かけて子宮へと運ばれます。そして子宮の壁にくっつくことで、赤ちゃんとして育ち始める準備が整います。
卵子がほかの細胞に比べてとても大きいのは、赤ちゃんが育つための栄養をたくさんたくわえているからです。お母さんとへその緒でつながるまでの間、卵子の中にある栄養を使って成長していくんですよ。
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