体外受精

体外受精

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 母親の体の外(主に水中)で、メスが放出した卵にオスが精子をかけることで受精が行われる生殖方法。
  • 魚類両生類に代表される受精形態であり、水圏環境における生命維持に適応している。
  • 受精卵が外敵や環境変化にさらされやすいため、一度に大量の卵を産むことで種の保存を図る生存戦略をとる。

解説

体外受精は、主に水中で生活する動物に見られる受精の仕組みです。メスが水中に産んだ卵に対して、オスが精子を振りかけることで受精が成立します。この方法は、親の体内で受精を行う「体内受精」とは対照的で、受精の場が外部環境に直接さらされるという特徴があります。

外部での受精は、温度の変化乾燥、他の動物による捕食といったリスクが非常に高い状態にあります。そのため、体外受精を行う生物の多くは、個々の生存率の低さを「数」で補う戦略をとっています。例えば、メダカやカエルなどは一度に数百から数千の卵を産みますが、これは過酷な環境下でも確実に次世代を残すための合理的な仕組みといえます。

コラム

脊椎動物の進化の過程で見ると、体外受精は水中で生活する魚類や両生類(サンショウウオの一部などを除く)に共通する特徴です。一方で、陸上生活に適応した爬虫類鳥類哺乳類は、乾燥から卵を守るために体内受精へと進化しました。

また、メダカの繁殖には特定の環境条件が必要であり、水温が20℃以上、1日の日照時間が13時間以上になると産卵が活発になります。受精卵が孵化するまでの日数は、水温と密接に関係しており、「水温×日数=約250」という法則が知られています。

小学生のみなさんへ

体外受精たいがいじゅせいとは、お母さんの体の外で、卵と精子が合体して赤ちゃんのもとができることです。主にメダカなどの魚や、カエルのような両生類りょうせいるいに見られる増え方です。

魚やカエルは、水の中に卵を産みます。その卵にお父さんが精子をかけることで、体の外で受精が行われます。水の中は、卵を食べようとする敵が多かったり、水の流れで流されたりして、無事に育つのがとても大変な環境かんきょうです。

そのため、体外受精をする動物たちは、一度にたくさんの卵を産むという作戦をとっています。たくさんの卵を産めば、たとえ何匹かが敵に食べられてしまっても、残りの卵が育って仲間を増やすことができるからです。

ルラスタコラム

メダカの卵がいつ生まれるか知っていますか?実は「水温×日数」がだいたい250になると生まれるといわれています。例えば、水温が25度なら、25×10=250なので、約10日で赤ちゃんが生まれる計算になります。理科の自由研究にもぴったりの法則ですね!

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