卵管

卵管

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

卵管は、女性の体内に左右一対存在する、長さ約10〜12cmほどの筋肉質の管です。卵巣に接する先端部分は「卵管漏斗ろうと)」と呼ばれ、その縁にある「卵管采(さい)」という房状の組織が、排卵された卵子を吸い込むようにして管内へ取り込みます。卵管の内壁には「繊毛(せんもう)」と呼ばれる微細な毛が密集しており、この繊毛の拍動と管自体の蠕動(ぜんどう)運動によって、自力で動く能力を持たない卵子や受精卵を子宮方向へと運搬します。

精子は子宮を経由して卵管へと遡上し、卵管のやや膨らんだ部分である「卵管膨大部」で卵子と出会い、受精が成立します。受精卵はその後、卵管を通過しながら細胞分裂(卵割)を繰り返し、約5〜7日かけて子宮腔に到達します。最終的に子宮内膜に潜り込む「着床」を経て、本格的な妊娠のプロセスが始まります。

コラム

メダカやカエルのように体外で受精を行う動物とは異なり、ヒトを含む哺乳類の多くは「体内受精」を行います。卵管は単なる輸送路ではなく、受精に適した化学的環境を提供し、初期胚の成長を支える重要な役割を担っています。また、受精卵が卵管内で着床してしまう「異所性妊娠(卵管妊娠)」などのリスクもあり、生殖医療において非常に重要な部位とされています。

小学生のみなさんへ

卵管らんかんは、お母さんの体の中にある、卵子らんしが通る細い道のことです。左右に一つずつあって、卵巣らんそうと子宮をつないでいます。

お父さんからの精子せいしと、お母さんの卵子らんしが出会って、新しい命が生まれる「受精じゅせい」が行われるのは、実はこの卵管らんかんの中なのです。受精じゅせいした卵は、卵管らんかんの中にある小さな毛に運ばれながら、少しずつ形を変えて子宮へと向かいます。

約1週間かけて子宮にたどり着き、そこで赤ちゃんとして育ち始める準備じゅんびをします。卵管らんかんは、命が始まるためのとても大切な場所なのです。

ルラスタコラム

メダカなどの魚は、水の中でたまご精子せいしをかける「体外受精たいがいじゅせい」をしますが、ヒトは体の中で受精じゅせいをします。卵管らんかんがあるおかげで、外敵がいてき乾燥かんそうから守られた安全な場所で命がスタートできるのですね。

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