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イネ

イネ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • イネ科に属する一年草で、主食である米を実らせる主要な農作物
  • 発芽の際に水中に溶解している極めて微量な酸素を利用できる特異な生理的性質を持つ。
  • この性質により、インゲンマメ等の一般的な陸上植物が発芽不可能な水中環境でも発芽が可能である。

解説

植物が発芽するために不可欠な要素は「水」「空気(酸素)」「適当な温度」の3条件です。これらを科学的に証明するためには、調べたい条件以外の変数を一定に保つ「対照実験」が用いられます。例えば、温度の影響を調べる際は、水と空気の条件を同じにした上で、暖かい場所と冷蔵庫の中での発芽状況を比較します。

イネを用いた実験で特筆すべきは、空気(酸素)の条件です。通常、種子を完全に水没させると空気の供給が絶たれるため、多くの植物は発芽できません。しかし、イネは水中に溶け込んでいるわずかな酸素を効率よく吸収して発芽する能力を備えています。このため、水田のように常に水がある環境下でも確実に芽を出すことができるのです。

コラム

発芽の3条件に「光」や「肥料」は含まれません。実験において、光を遮断した暗箱の中や、肥料を含まない脱脂綿の上でも種子は発芽することが確認されています。ただし、発芽後に植物が大きく成長し、自ら栄養を作り出す(光合成を行う)段階になると、日光や土壌中の養分が必要不可欠となります。発芽に必要な条件と、その後の成長に必要な条件を明確に区別して理解することが重要です。

小学生のみなさんへ

植物が芽を出す(発芽はつがする)には、水、空気、ちょうどよい温度の3つが大切です。でも、イネはほかの植物と少しちがう特別な力を持っています。

ふつうの植物は、水の中にずっと沈めておくと空気が足りなくて芽が出ません。ところが、イネは水の中に少しだけとけている酸素さんそを使って芽を出すことができるのです。だから、水がたっぷりある田んぼの中でも元気に育ち始めることができます。

実験では、インゲンマメとイネをくらべて、イネの強さをたしかめることがあります。イネは水の中でも芽を出せる、とてもたくましい植物なのです。

ルラスタコラム

イネは、私たちが毎日食べる「お米」になる植物です。世界中でたくさんの種類が作られていますが、水の中でも芽を出せる性質せいしつのおかげで、まわりの雑草に負けずに田んぼで育てることができるんですよ。

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