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種いも

一般小学生

まとめ

種いも
ジャガイモなどの植物を栽培する際、繁殖の材料として土に植え付ける芽の出た親いも

解説

種いもとは、植物の栄養器官である塊茎(かいけい)や塊根(かいこん)を、次世代を育てるための「種」として利用するものです。これは「栄養生殖」と呼ばれる無性生殖の一種であり、種子から育てる有性生殖とは異なる特徴を持ちます。最大の利点は、親個体と全く同じ遺伝的性質を持つクローンを作れる点にあり、農作物の品質を一定に保つのに適しています。

栽培においては、芽(目)が均等に含まれるように切り分けて植え付けることが一般的です。切り口から腐敗するのを防ぐため、草木灰をまぶしたり、数日間乾燥させたりする処理が行われます。植えられた種いもは、蓄えられた豊富な養分を使い、自力で光合成ができるようになるまでの成長を支えます。

比較項目 種子(有性生殖) 種いも(栄養生殖)
遺伝的性質 親と異なる場合がある 親と全く同じ(クローン)
初期成長 比較的遅い 蓄えられた養分により早い
病気の伝染 種子伝染は限定的 親のウイルス病を引き継ぎやすい
コラム

種いもは、ウイルス病などの病害虫に侵されていない「検定済み」のものを使用することが、安定した収穫のために極めて重要です。家庭菜園などでスーパーで購入した食用のジャガイモをそのまま植えると、病気が発生して収穫量が激減するリスクがあります。また、ジャガイモ以外にもサトイモやナガイモ、コンニャクイモなどが種いもによって栽培されます。

小学生のみなさんへ

ジャガイモを育てるとき、ふつうの植物のように「たね」をまくのではなく、ジャガイモそのものを土に植えます。この、新しいジャガイモを育てるためのもとになるイモのことを「種いも」と呼びます。

種いもには、芽が出る「目」という場所があります。大きな種いもは、この「目」がそれぞれのカケラに残るように包丁で切ってから植えることもあります。種いもの中には、芽がのびて葉っぱが広がるまでの間に必要な「栄養」がたっぷりつまっています。だから、たねから育てるよりも早く、元気に大きく育つことができるのです。

ルラスタコラム

ジャガイモの「目」は、実は茎の一部が変化したものです。種いもを植えると、親のジャガイモと全く同じ味や形のジャガイモがたくさん収穫できます。これを栄養生殖えいようせいしょくといいます。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 ジャガイモなどを栽培する際、種子の代わりに植え付ける芽の出たイモを何というか。
種いも
【応用】 種子から育てる場合と比較して、種いもを使って栽培することの利点を「遺伝」の観点から説明せよ。
親と同じ遺伝的性質を持つ個体を確実に増やすことができ、農作物の品質を一定に保つことができる。
【実践】 大きな種いもを切って植える際、注意すべき点は何か。また、切り口に草木灰を塗る理由は何か。
各カケラに必ず「芽(目)」が含まれるように切ること。切り口に灰を塗るのは、土の中の細菌による腐敗を防ぐためである。

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