かんせん(汗腺)

一般小学生

まとめ

  • 皮膚の真皮層に存在する細い管状の器官で、血液中から水分や老廃物を濾し取って汗を生成する。
  • 汗の蒸発に伴う気化熱を利用することで、上昇した体温を一定に保つ重要な調節機能を担う。
  • ヒトの主要な排出器官の一つであり、腎臓などとともに体内環境の恒常性維持に寄与している。
汗腺外分泌腺体温調節排出器官

解説

汗腺は、皮膚の真皮に位置する外分泌腺の一種です。主な働きは、周囲の毛細血管から水分、塩分、そして尿素などの老廃物を取り込み、汗として体外へ排出することです。これにより、体内の不要な物質を処理する「排出」の役割を果たしています。

汗腺には、全身に分布して体温調節を主に行う「エクリン腺」と、脇の下などに分布してタンパク質などを含む汗を出す「アポクリン腺」の2種類があります。特にヒトは他の動物に比べてエクリン腺が高度に発達しており、効率的な冷却システムを持っているため、高温環境下や激しい運動時でも活動を続けることが可能です。

コラム

動物の生存戦略において、排出や体温調節の仕組みは生息環境に深く適応しています。例えば、水中で暮らす魚類はエラからアンモニアを直接排出しますが、陸上動物であるヒトは汗腺や腎臓を通じて老廃物を処理します。また、イヌなどの汗腺が少ない動物は、口を開けて呼吸する「パンティング」によって熱を逃がします。このように、汗腺の発達度合いは、その生物がどのような環境で進化してきたかを示す重要な指標となります。

小学生のみなさんへ

汗腺かんせんは、皮膚にある細い管のような形をした、汗を作るための場所です。周りにある細い血管から、いらなくなった水分やゴミ(老廃物ろうはいぶつ)を取り出して、汗として体の外に出してくれます。

汗のいちばん大切な役目は、体温が上がりすぎないようにすることです。汗が皮膚の上でかわくときに、体の熱を外へ逃がしてくれるので、暑い日や運動をした後でも、体温をちょうどよく保つことができるのです。

ルラスタコラム

実は、生まれたばかりの赤ちゃんも大人と同じ数の汗腺を持っています。でも、実際に汗を出すことができる汗腺の数は、3歳くらいまでの環境で決まると言われています。小さなころに暑い場所で元気に遊ぶことで、汗をかきやすい体質になるのですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

「ヒトの体のつくりと働き」の関連用語
最近見た用語
履歴をチェックしています…