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弱いアルカリ

一般小学生

まとめ

弱いアルカリ
水溶液中での電離度が小さく、アルカリとしての性質が比較的穏やかな物質

解説

物質が水に溶けてアルカリ性を示すのは、水酸化物イオン(OH⁻)が生じるためです。強いアルカリ(強塩基)が水中でほぼ100%電離するのに対し、弱いアルカリ(弱塩基)はごく一部の分子しか電離しません。

例えば、アンモニア(NH₃)を水に溶かすと、その一部が水分子と反応してアンモニウムイオン(NH₄⁺)と水酸化物イオンを生じますが、大部分は分子のまま存在します。この電離度の低さが、反応の穏やかさにつながっています。

比較項目 強いアルカリ(強塩基) 弱いアルカリ(弱塩基)
電離度 1に近い(ほぼ全て電離) 0に近い(一部のみ電離)
水酸化物イオン濃度 高い 低い
代表的な物質 水酸化ナトリウム アンモニア
コラム

強い酸と弱いアルカリが反応してできる塩(えん)は、水溶液中で酸性を示すことがあります。例えば、塩酸アンモニア水から生成される塩化アンモニウム(NH₄Cl)は、水中でアンモニウムイオンが加水分解して水素イオンを放出するため、溶液は酸性になります。これは中和反応の結果できる塩が必ずしも中性ではないことを示す重要な例です。

小学生のみなさんへ

アルカリ性の液体には、力が強いものと弱いものがあります。「弱いアルカリ」は、水に溶かしたときにアルカリの正体である「水酸化物すいさんかぶつイオン」を少ししか出さない物質のことです。

身近なものでは、おそうじや料理に使う「重曹じゅうそう炭酸水たんさんすいそナトリウム)」や、虫さされの薬に使われることがある「アンモニア水」などがこれにあたります。強いアルカリは皮ふを溶かすほど強力ですが、弱いアルカリはそれよりもおだやかな性質を持っています。

ルラスタコラム

アンモニアは鼻をつくような独特のにおいがしますが、実は私たちの体の中でも作られています。体の中では毒になるので、肝臓かんぞうで無害な尿素にょうそに変えられてから体の外に出されるんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 弱いアルカリの定義について、電離度の観点から説明しなさい。
水に溶かした際に電離する割合(電離度)が小さく、水酸化物イオンをわずかしか出さない物質のこと
【応用】 強いアルカリと弱いアルカリを同じ濃度で比較したとき、pHや電気伝導性にどのような違いが現れますか。
強いアルカリの方が電離度が高いため、水酸化物イオン濃度が高くなりpHは大きくなります。また、イオンの総数が多いため電気伝導性も高くなります。
【実践】 塩酸とアンモニア水を過不足なく反応させて得られる水溶液が酸性を示す理由を、「塩の加水分解」という言葉を用いて記述せよ。
反応で生じた塩化アンモニウムのうち、弱塩基由来のアンモニウムイオンが水と反応して水素イオンを生じる「塩の加水分解」が起こるため

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