水溶液の性質は、水素イオン濃度指数(pH)によって分類されます。中性の水溶液は、25度においてpHが7付近を示すものを指し、化学的には水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)の濃度が等しい状態、あるいはこれらをほとんど生じない物質が溶解している状態です。
指示薬を用いた判定では、青色リトマス紙と赤色リトマス紙のどちらも色が変化しないのが最大の特徴です。また、BTB溶液(ブロモチモールブルー溶液)を加えると、溶液は中性特有の緑色を呈します。代表的な例には、食塩水(塩化ナトリウム水溶液)、砂糖水、蒸留水、エタノールなどがあります。
酸性の水溶液とアルカリ性の水溶液を適切な割合で混ぜ合わせる「中和」という化学反応によっても、中性の水溶液が生成されます。このとき、水とともに「塩(えん)」が作られるのが特徴です。
また、実験において液体を加熱して発生した気体を調べる際、その気体が水に溶けて何性を示すかを確認することが重要です。例えば、アンモニアはアルカリ性を示しますが、水蒸気が冷えて水に戻ったものは中性を示します。試験対策として、各指示薬が何性のときに何色に変化するかを正確に整理しておくことが求められます。
リトマス紙の色を青から赤にも、赤から青にもかえない水溶液のことを「中性」というよ。身近なものでは、食塩水、さとう水、アルコールなどがあるんだ。これらは酸っぱかったり(酸性)、ヌルヌルしたり(アルカリ性)する性質を持っていない、真ん中の性質の水溶液なんだよ。
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