ねん土

一般小学生

まとめ

  • 堆積物の中で最も粒径が小さく、直径が256分の1mm未満の微細な粒子のこと。
  • 地質学的な分類では「泥」の一部であり、シルトよりもさらに細かい区分に該当する。
  • 流速が極めて遅い場所で沈殿し、保水性や粘着性に富む物理的特性を持つ。
理科地学堆積物

解説

地質学において、河川などによって運ばれる堆積物は、その粒の大きさ(粒径)によって「れき」「砂」「泥」に分類されます。泥はさらに細分化され、粒径が1/16mmから1/256mmのものをシルト、1/256mm未満のものを「ねん土」と定義しています。

川の流れには「侵食運搬・堆積」という3つの作用がありますが、ねん土は非常に微細で軽いため、流速が速い上流や中流では運搬され続け、流れがほとんど停滞する河口付近の三角州や、遠浅の海底などでようやく堆積します。このように、粒径によって積もる場所が分かれる現象は、地形形成において重要な役割を果たしています。

コラム

ねん土は粒子が極めて小さいため、単位体積あたりの表面積(比表面積)が非常に大きく、水分子を保持する力が強いのが特徴です。これが、ねん土特有の粘り気(可塑性)や、水を透しにくい性質(難透水性)を生み出しています。

この物理的特性を利用して、古くから陶磁器やレンガの原料として利用されてきたほか、現代でも土木工事における遮水層の形成や、化粧品、薬品の添加剤など、多岐にわたる分野で活用されています。

小学生のみなさんへ

ねん土は、土や砂のなかでも、もっとも粒が小さいもののことです。その大きさは、1ミリを256個に分けたときの一つ分よりも小さい、目に見えないほど細かな粒子です。

川の水は、山から石や砂を運んできます。流れが速いところでは大きな石が止まりますが、ねん土のように軽いものは、流れがとてもゆっくりになるまでずっと運ばれていきます。そして、最後に海や湖の底に静かに堆積たいせき(つもること)します。

ねん土には、水を含むとねばねばして、形を自由に変えられるという性質せいしつがあります。また、かわかしたり焼いたりするとカチカチに固まるので、昔からお皿や花びん、レンガなどを作るのに使われてきました。

ルラスタコラム

ねん土がねばねばするのは、粒がとても小さくて、粒どうしの間に水がぴったりとはさまるからです。この力のおかげで、いろいろな形を作ることができるんですよ。工作で使う「油ねん土」は、水のかわりに油をまぜて、かわかないように工夫されています。

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