ネンバン岩(粘板岩)

一般小学生

まとめ

  • 泥岩(デイ岩)が地下で強い圧力を受けて変化した変成岩の一種。
  • 圧力に対して垂直な方向に薄く板状に剥がれやすい「面構造」を持つ。
  • 書道で用いる「すずり」や、建築用の屋根材(スレート)として広く利用される。
変成岩泥岩スレート地学

解説

粘板岩(ネンバン岩)は、堆積岩である泥岩や頁岩(けつがん)が、地殻変動に伴う強い圧力を受けて変化した変成岩です。比較的低い温度で変化する「広域変成作用」によって生成されます。

最大の特徴は、強い圧力によって岩石中の微細な鉱物が一定の方向に並び直すことで生じる、薄く剥がれやすい性質です。この性質は英語で「スレート」と呼ばれ、均一な厚さの板を切り出しやすいため、古くから実用的な材料として重宝されてきました。

コラム

日本では宮城県石巻市の雄勝町などが産地として有名で、ここで採れる粘板岩は「雄勝石」と呼ばれ、高級なすずりの原料になります。また、粘板岩がさらに強い変成作用を受けると、より光沢のある「千枚岩」や、結晶が大きく成長した「結晶片岩」へと姿を変えていきます。

小学生のみなさんへ

粘板岩ねんばんがん(ネンバン岩)は、もともとはドロが固まってできた「泥岩でいがん」という石が、地面の下で強い力でおされて、さらにカチカチに固まった石のことです。このように、熱や力で別の石に変わったものを「変成岩へんせいがん」といいます。

この石のすごいところは、決まった方向にうすくペラペラとはがれるところです。この特ちょうをいかして、習字で使う「すずり」や、家の屋根の材料として使われています。

ルラスタコラム

東京駅の丸の内駅舎(赤レンガの建物)の屋根には、たくさんの天然スレート(ネンバン岩)が使われています。全部で約45万枚もあり、その多くは宮城県で作られたものなんですよ。

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