12時の目もり

一般小学生

まとめ

  • アナログ時計の文字盤において、最上部に位置する「12」の指標のこと。
  • 野外での方位測定において、太陽の位置と時計の短針を組み合わせ、南(南中方向)を特定するための基準点として用いられる。
  • 地球の自転(15度/時)と時計の短針の回転(30度/時)の速度比が1:2であることを利用した測定法の要となる。

解説

アナログ時計の短針を太陽の方向に向けたとき、その短針と「12時の目もり」のなす角を二等分する方向が「南」を指し示します。この方位測定法は、天体の見かけの動きと時計の運針速度の差を利用したものです。

太陽は地球自転により24時間で360度(1時間に15度)移動しますが、時計の短針は12時間で360度(1時間に30度)移動します。つまり、短針は太陽の2倍の速さで回転しています。正午には太陽が真南に位置し、短針と12時の目もり、太陽の方向がすべて一致します。正午以外の時刻では、短針は12時の位置から「太陽が動いた角度の2倍」の角度を移動していることになるため、その角度を半分に分ける(二等分する)ことで、正午の太陽の方向、すなわち南を特定できるのです。

コラム

この測定法は、日本のような北回帰線以北の地域で有効です。午後3時(15時)に測定する場合、短針は12時の位置から90度進んでいますが、太陽は正午から45度しか移動していません。そのため、短針(3時の方向)を太陽に向けると、その中間である1時30分の方向が南となります。

なお、この方法にはいくつかの誤差要因があります。季節による太陽の軌道の変化(均時差)や、観測地点と日本標準時子午線東経135度)との経度差、さらにはサマータイム導入地域での1時間のズレなどが挙げられます。そのため、厳密な方位測定ではなく、あくまで遭難時やアウトドアでの目安として活用されます。

小学生のみなさんへ

アナログ時計の「12」の数字が書いてある場所を「12時の目もり」といいます。これを使うと、方位磁針ほういじしんがなくても、太陽の向きから「南」がどちらにあるかを知ることができます。

やり方はとてもかんたんです。まず、時計を地面と水平に持ち、短い針を太陽の方向に向けます。そのとき、短い針と「12」の数字のちょうど真ん中の方向が「南」になります。例えば、午後4時なら、短い針(4のところ)と12の真ん中である「2」の方向が南です。

なぜこれで方位がわかるかというと、地球が回るスピードと、時計の短い針が回るスピードがちがうからです。太陽は24時間で空を1周しますが、時計の短い針は12時間で1周します。この「2倍の速さ」のちがいを利用して、真ん中の方向をさがすことで、太陽が真南に来る方向を見つけることができるのです。

ルラスタコラム

この方法は、日本のような北半球で使えます。もしオーストラリアなどの南半球で同じことをする場合は、12時の目もりを太陽に向けて、短い針との真ん中をさがすと「北」がわかります。場所によってルールが変わるなんて、おもしろいですね。

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