まとめ
- 満月から新月へと向かう周期の途中で、地球から見て左半分(天球上の東側)が輝いて見える半月の状態。
- 太陽、地球、月の位置関係が直角(離角90度)になる瞬間のうち、満月を過ぎた後の位相を指す。
- 真夜中に東の空から昇り、日の出頃に南中し、正午頃に西の空へ沈む日周運動を見せる。
解説
月は地球の周りを西から東へと公転しています。地球の自転速度に比べると月の公転はゆっくりですが、この公転の影響により、同じ時刻に観測される月の位置は毎日約12度ずつ東へと移動していきます。この位置のずれによって、月が南中する時刻は毎日約50分ずつ遅れることになります。下弦の月の場合、南中時刻は日の出頃(午前6時頃)となるのが特徴です。
また、月が地球の周りを360度回転する「公転周期(恒星月)」は約27.3日ですが、実際に満ち欠けが一周する「満ち欠けの周期(朔望月)」は約29.5日となります。この約2.2日の差は、月が公転している間に地球も太陽の周りを公転しているために生じます。月が元の位置に戻っても、太陽との相対的な位置関係(位相)が同じになるには、さらに余分に公転する必要があるためです。
「下弦(かげん)」とは、満月から新月へと向かう途中で、地球から見て左半分が光って見える半月のことです。夜中の12時ごろに東の空からのぼり、太陽が出る朝の6時ごろに南の空へやってきて、お昼の12時ごろに西の空へ沈んでいきます。
月は地球のまわりを回っているため、毎日見える形や場所が変わります。月が地球を1周する周期は約27.3日ですが、地球も太陽のまわりを回っているため、次に同じ「下弦」の形になるまでには約29.5日かかります。このため、月が南の空にくる時間は、毎日約50分ずつ遅くなっていくのです。
「下弦」という名前は、月が沈むときに、光っている平らな部分が「弓の弦(つる)」のように見え、その弦が下を向いていることからつけられました。逆に、弦が上を向いて沈む半月は「上弦(じょうげん)」と呼びます。昔の人は、月の形を弓に見立てて名前をつけたのですね。
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