まとめ
- 植物の花芽が成長し、花弁が展開して花が開く現象。
- 受粉を通じて子孫を残すための重要なステップであり、気温の上昇などの環境変化が主な誘因となる。
- 細胞分裂や組織形成に多大なエネルギーを要するため、呼吸作用が活発化し、二酸化炭素と熱を放出する。
解説
植物は、葉緑体で行う光合成によってデンプンを作り出します。このデンプンは糖に分解され、師管を通って植物体の各部位へと運ばれます。開花の時期を迎えると、植物は蓄えた養分を効率よくエネルギーに変換するため、酸素を取り入れて糖を分解する「呼吸」を盛んに行います。
この呼吸の活発化は、実験によって証明することが可能です。例えば、花のつぼみを入れた集気びん内の空気を石灰水に通すと、排出された二酸化炭素によって石灰水が白く濁ります。また、断熱容器を用いた実験では、呼吸に伴って放出される熱エネルギーにより、容器内の温度が上昇することも確認されています。このように、開花は植物にとって極めて動的なエネルギー代謝を伴う生命活動なのです。
つぼみがふくらんで、花が開くことを「開花」といいます。花がさくのは、虫などに花粉を運んでもらって、次の世代の種を作るための大切な準備です。気温があたたかくなってくると、多くの植物がいっせいに花をさかせ始めます。
花をさかせるには、とてもたくさんのエネルギーが必要です。そのため、植物はふだんよりもはげしく「呼吸」をして、エネルギーを作り出します。人間が運動をするときに一生けんめい息をするのと少し似ていますね。このとき、植物からは二酸化炭素や熱が出されます。
これを確認する実験もあります。さきそうな花のつぼみをびんに入れておくと、中の空気が二酸化炭素でいっぱいになり、石灰水を白くにごらせます。また、温度計で測ると、呼吸の熱でびんの中の温度が上がっていることもわかります。
もともと日本にいなかったのに、外から持ち込まれて広まった植物を「外来種」と呼びます。中には、日本の自然をこわしてしまうため、法律で育てるのが禁止されている「特定外来生物」という植物もいるんですよ。
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