開花

一般小学生

まとめ

【定義】
植物の花芽が成長し、花弁が展開する現象。この過程では多大なエネルギーを消費するため、呼吸作用が極めて活発になる。

学習の要点

  • 重要語句:呼吸、光合成、師管、二酸化炭素、熱エネルギー
  • 用語の意義:植物は光合成で蓄えた養分を呼吸によってエネルギーに変換し、開花や発芽といった成長活動に利用する。

解説

植物は、葉緑体において光・水・二酸化炭素を原料に光合成を行い、デンプンを生成する。このデンプンは糖に分解され、師管を通って植物体の各部位へと運ばれる。

開花時や発芽時には、細胞分裂や組織の形成のために大量のエネルギーが必要となる。そのため、酸素を取り入れて糖を分解し、生命活動に必要なエネルギーを取り出す「呼吸」が盛んに行われる。

呼吸の結果として、二酸化炭素と熱が発生する。これは実験によって確認することが可能である。例えば、花のつぼみを入れた集気びん内の空気を石灰水に通すと、排出された二酸化炭素によって石灰水が白く濁る。

また、発芽中のダイズなどを断熱容器に入れて温度変化を測定すると、呼吸に伴って放出される熱エネルギーにより、容器内の温度が上昇することが確認できる。これらの現象は、植物が成長の過程で動的なエネルギー代謝を行っていることを示している。

補足
植物は昼夜を問わず常に呼吸を行っているが、日中は光合成による二酸化炭素の吸収量が呼吸による排出量を上回るため、見かけ上は二酸化炭素を吸収しているように見える。

小学生のみなさんへ

花がさくことを「開花(かいか)」といいます。花がさくときや、芽がでるときには、植物はたくさんのエネルギーを必要とします。

植物は、葉に日光が当たることで「デンプン」という栄養(えいよう)を作ります。この栄養は「糖(とう)」にかわって、体の中の「師管(しかん)」という管を通って、花のつぼみなどへ運ばれます。

つぼみでは、運ばれてきた栄養を使って、花をさかせるためのパワーを作ります。このとき、植物はわたしたち人間と同じように「呼吸(こきゅう)」をして、酸素を取りこみ、二酸化炭素(にさんかたんそ)とはき出します。

実験では、花のつぼみを入れたびんの中の空気を通すと、石灰水(せっかいすい)という液体が白くにごることがわかっています。これは、植物が呼吸をして二酸化炭素を出したしょう拠です。また、呼吸をするときには熱も出るため、まわりの温度が少し上がります。

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