まとめ
【定義】
地球の最も中心部に位置し、地下約5100kmから中心(約6400km)にまで広がる、主に鉄とニッケルからなる固体の層である。
学習の要点
- 重要語句:内核、外核、マントル、地殻、不連続面、地磁気
- 用語の意義:地球内部の層構造において、高温でありながら超高圧下にあるため固体状態を維持している点に特徴がある。外核の対流を駆動し、地磁気の維持にも寄与している。
解説
地球の内部構造は、化学組成や物理的性質の違いによって地殻、マントル、外核、内核の4つの層に大別される。内核は地下約5100kmより深い領域を指し、中心部の温度は約5000℃から6000℃に達すると推定されているが、強大な圧力が加わっているため、液体状の外核とは異なり固体として存在している。
地球全体を概観すると、表層には大気圏、水圏、岩石圏が存在し、それぞれが熱の循環や生命維持に重要な役割を果たしている。特に岩石圏(プレート)は、マントルの対流によって絶えず移動している。マントル対流の湧き上がり口である海嶺で新しいプレートが生成され、海溝で別のプレートの下に沈み込むことで、地球内部の熱が外部へ放出される循環構造が形成されている。
内核はこの巨大な熱機関の最深部に位置しており、地球誕生時の残熱や放射性元素の崩壊熱を保持している。内核の成長に伴い放出される潜熱は、外核の鉄の対流を促進し、流体ダイナモ作用を通じて地球の磁場(地磁気)を発生させる重要なエネルギー源となっている。
補足
最新の研究では、内核は単一の構造ではなく、さらに内部に「最内部核」と呼ばれる異なる性質を持つ層が存在する可能性が指摘されている。また、内核の回転速度がマントルや地殻とはわずかに異なる「差分回転」という現象も観測されている。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
地球のいちばん中心にある、大きなボールのような部分を「内核(ないかく)」といいます。地面から約5100キロメートルよりも深い場所にあります。
地球は、外側から「地殻(ちかく)」「マントル」「外核(がいかく)」、そしていちばん奥の「内核」という順番で重なっています。内核は、とても温度が高いのですが、まわりからぎゅーっと強い力でおされているため、固い鉄のようなものでできています。
地球の中では、あたたかいマントルがゆっくりと動いていて、その上にある「プレート」という岩の板を動かしています。プレートは海の底にある「海嶺(かいれい)」という場所で新しく作られ、「海溝(かいこう)」という深いみぞで沈んでいきます。内核は、こうした地球全体の動きを支える、とても大切な場所なのです。
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