まとめ
- 地球の内部は、化学組成や物理的性質の違いにより、表面から地殻、マントル、核(外核・内核)という層構造を形成している。
- 地球深部探査船「ちきゅう」は、世界最高レベルの掘削能力を活かして海底深部から岩石標本(コア)を採取し、地球内部の直接調査を行う。
- 採取された標本の分析を通じて、巨大地震の発生メカニズムの解明や、地殻内微生物の調査による生命誕生の謎へのアプローチが進められている。
解説
地球の内部構造は、ゆで卵に例えられることが多いですが、実際には非常に複雑な動態を持っています。最も外側にある「地殻」は薄い岩石の層であり、その下には地球の体積の約8割を占める「マントル」が存在します。マントルは固体ですが、長い年月をかけてゆっくりと流動しており、これが表面のプレートを動かす原動力となっています。さらに中心部には、鉄やニッケルを主成分とする「核」があり、液体状の外核と固体状の内核に分かれています。
これらの内部構造を直接調べるために活躍しているのが、地球深部探査船「ちきゅう」です。全長210mに及ぶこの巨大な船は、水深2500mの深海からさらに海底下7000mまで掘削できる「ライザー掘削技術」を備えています。海底を深く掘削して地中の岩石標本を採取するという「手段」を用いることで、これまで人類が到達できなかった地球深部の仕組みを科学的に明らかにするという「目的」を果たしています。
「ちきゅう」は国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)によって運用されています。その究極の目標の一つは、地殻を貫通してマントルまで到達する「モホ面到達」です。マントルの物質を直接手に取ることができれば、地球がどのように誕生し、進化してきたのかを知るための決定的な証拠が得られると期待されています。
地球の中がどうなっているか知っていますか?地球は、まるで大きなゆで卵のような層(そう)になっています。私たちが住んでいる地面は「地殻」という薄い殻で、その下には「マントル」という熱くてゆっくり動く岩石の層があります。そして、一番中心には「核」というとても熱い部分があります。
この地球の中のことをもっと詳しく調べるために、日本には「ちきゅう」という世界一の力を持つ探査船があります。この船は、海の底から地面を深く掘り進んで、地球の中にある岩石を採取することができます。
深いところから取り出した岩石を調べると、どうして大きな地震が起きるのかや、大昔の地球がどんな様子だったのかがわかります。地球のナゾを解き明かすために、たくさんの科学者たちがこの船を使って研究を続けているのです。
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