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南海トラフ

南海トラフ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

南海トラフ
静岡県の駿河湾から九州東方の海域にかけて続く、フィリピン海プレートユーラシアプレートの下に沈み込むことで形成された水深約4,000m級の細長い溝状の地形

解説

南海トラフは、地質学的に「トラフ(舟状海盆)」と呼ばれる地形です。通常の海溝に比べて水深が浅いことが特徴で、海洋プレートであるフィリピン海プレートが、大陸側のユーラシアプレートの下へ年間数センチメートルの速度で沈み込んでいます。このプレート境界では巨大なひずみが蓄積されやすく、それが限界に達して跳ね上がることで、マグニチュード8から9クラスの巨大地震発生します。

項目 トラフ(舟状海盆) 海溝(トレンチ)
水深 約6,000m未満 6,000m以上
断面の形状 底が平らで幅が広い V字型で急峻
代表例 南海トラフ、相模トラフ 日本海溝、マリアナ海溝

地震発生時には、激しい揺れだけでなく、海底の急激な変動による大規模な津波や、地盤が水分を含んで液体のようになる液状化現象といった深刻な二次被害が予測されています。日本列島周辺には4つのプレートがひしめき合っており、この複雑な構造が日本を世界有数の地震国にしています。

コラム

歴史的に、南海トラフでは100年から150年の周期で大規模な地震が繰り返されています。1707年の宝永地震や、1940年代の昭和東南海・南海地震などがその代表例です。

また、日本列島を取り巻くプレート運動は火山活動とも密接に関係しています。現在、日本には111の活火山が存在し、そのうち火山防災上の観点から50の火山が24時間体制で監視・観測されています。地震と火山は、どちらもプレートテクトニクスという共通の背景から生じている現象といえます。

小学生のみなさんへ

南海トラフは、静岡県の駿河湾するがわんから九州の東側まで続く、海の底にある細長い「溝(みぞ)」のような地形のことです。ここでは、海のプレートが陸のプレートの下に少しずつしずみ込んでいます。

この沈み込む力がたまると、プレートが急にはね上がって、とても大きな地震が起こります。これを「南海トラフ巨大地震きょだいじしん」と呼び、大きな津波つなみが来ることも心配されています。昔から100年から150年くらいの間に一度、大きな地震が起きていることがわかっています。

また、日本には111もの活火山かつかざん(今も活動している火山)があります。そのうち50の火山は、いつ噴火してもすぐにわかるように、24時間ずっと監視かんしされています。地震も火山も、地球の地面が動いている証拠なのです。

ルラスタコラム

「トラフ」とは、英語で「細長いおけ」という意味があります。海の底にある、細長くて少し浅い溝のことを、その形にたとえて呼んでいるんだよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 南海トラフとは、どのようなプレートの動きによって形成された地形ですか。
海洋プレートであるフィリピン海プレートが、大陸プレートであるユーラシアプレートの下に沈み込む動きによって形成されました。
【応用】 「トラフ」と「海溝」の主な違いは何ですか。
主に水深の違いです。一般的に水深が6,000m以上のものを海溝、それより浅いものをトラフ(舟状海盆)と呼びます。
【実践】 南海トラフ巨大地震において、揺れ以外に警戒すべき二次被害を2つ挙げ、その発生理由を簡潔に説明しなさい。
津波と液状化現象。津波は海底の急激な隆起・沈降によって海水が押し上げられるため発生し、液状化は激しい揺れにより水分を含んだ地盤が液体のように変化するため発生します。

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