まとめ
- マントルが上昇し、冷却・固化することで新しいプレート(岩石圏)が生成される海底の山脈状の地形。
- プレートテクトニクスにおいて、プレートが左右に広がり始める「広がる境界」に該当する。
- 地球内部の熱エネルギーが地表へ放出され、物質が循環する起点となる重要な場所である。
解説
地球の内部は、表面から順に地殻、マントル、外核、内核という層構造になっています。マントルは固体ですが、非常に長い時間をかけてゆっくりと対流しており、この動きが表面にあるプレートを動かす原動力となっています。
海嶺は、このマントルの対流が湧き上がる場所に位置しています。上昇したマントルの一部が、圧力が下がることで溶けてマグマとなり、海底へ噴出して冷え固まります。これにより、新しい海洋プレートが次々と作られます。生成されたプレートは、海嶺から両側へと押し広げられていき、最終的には海溝などで地球内部へと沈み込んでいきます。
世界最大の海嶺である大西洋中央海嶺は、大西洋を南北に貫いており、現在も年間数センチメートルの速度で新しい海底を広げ続けています。海嶺の頂部には、プレートが左右に引っ張られることで生じた「裂谷(れつこく)」と呼ばれる深い溝が見られることが一般的です。また、海嶺付近では熱水の噴出も見られ、独自の生態系が形成されています。
海の底には、とても長くて大きな山脈(さんみゃく)があります。これを「海嶺」と呼びます。ここは、地球の深いところからあたたかい岩石が上がってきて、新しい地面(プレート)が生まれる場所です。
地球の表面は、何枚かの大きな板のような岩でできています。海嶺で新しく生まれたプレートは、少しずつ両側に動いていきます。つまり、海の底は海嶺を中心に、ゆっくりと広がっているのです。
海嶺のまわりでは、地球の中の熱が外に逃げ出したり、めずらしい物質が出てきたりします。そのため、ふつうの海の底とはちがう、ふしぎな生き物たちが住んでいることもあります。
大西洋(たいせいよう)の真ん中にある大きな海嶺では、今でも新しい地面が作られ続けています。そのせいで、大西洋は1年間に数センチメートルずつ広くなっているんですよ。地球は生きているみたいに動いているのですね。
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