学習目安 | 小: A | 中: S | 高: S

海溝

一般小学生

まとめ

解説

地球の表面は、岩石圏(リソスフェア)と呼ばれる硬いプレートに覆われています。地球内部のマントルでは熱対流が起きており、これに伴ってプレートが移動します。海嶺(かいれい)で生成された新しいプレートは、長い年月をかけて移動し、海溝において大陸プレートや他の海洋プレートの下へ沈み込み、再びマントルの中へと戻っていきます。この一連の過程はプレートテクトニクスの根幹をなす現象です。

海溝付近では、沈み込むプレートが周囲の岩石を引きずり込んだり、摩擦を生じさせたりすることで、膨大なエネルギーが蓄積されます。これが限界に達して急激に跳ね上がることで大規模な地震が発生します。また、沈み込んだプレートから放出された水分がマントルの融点を下げ、マグマを発生させることで、海溝とほぼ並行するように火山帯が形成されます。日本の火山分布が海溝のラインと重なるのは、このプレート運動が原因です。

コラム

世界で最も深い海溝はマリアナ海溝のチャレンジャー海淵であり、その深さは海面下約11,000メートルに達します。日本近海には日本海溝や伊豆・小笠原海溝、南海トラフ水深6,000m未満の浅い海溝状の地形)などが存在します。

日本には111の活火山がありますが、これらはプレートの沈み込み帯と密接に関係しています。特に火山防災上の観点から、気象庁などは50の火山を24時間体制で監視・観測しており、海溝付近の地殻変動を把握することは、地震だけでなく火山の噴火予測においても極めて重要です。

小学生のみなさんへ

海溝かいこうとは、海の底にある、とても深くて細長い「みぞ」のことです。地球の表面は「プレート」という大きな岩の板でできていて、このプレートは1年に数センチメートルという、つめがのびるのと同じくらいの速さでゆっくりと動いています。

海のプレートが陸のプレートの下にしずみこんでいく場所が海溝かいこうになります。ここは地球の表面にあるプレートが、地球の中にある「マントル」という場所へ戻っていく入り口のような役割をしています。

日本はまわりを海にかこまれていて、近くには日本海溝かいこうや南海トラフ(少し浅い海溝かいこう)などがあります。プレートが沈みこむときには大きな力がかかるため、地震が起きたり、火山ができたりする原因にもなります。

ルラスタコラム

世界で一番深いマリアナ海溝は、深さが約11,000メートルもあります。世界で一番高いエベレスト(約8,848メートル)をそのまま沈めても、山頂がすっぽりかくれてしまうほど深いんですよ。

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