液状化現象

液状化現象

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

液状化現象
地震の強い揺れによって、水分を多く含んだ砂質の地盤液体のような状態になり、地表に水や砂が噴き出したり建物が沈下したりする現象

解説

砂地盤は通常、砂の粒子同士が接して支え合うことで安定した強度を保っています。しかし、地震による繰り返しの振動が加わると、粒子間の隙間にある水の圧力(間隙水圧)が急激に上昇します。この圧力が砂の粒子の重さに打ち勝つと、粒子同士の結びつきが外れてバラバラになり、地盤全体が泥水のような液体状へと変化します。

この現象は、地下水位の高い砂地や埋め立て地、かつての河道(旧河道)などで発生しやすく、発生時には地表から水と砂が噴き出す「噴砂」が見られます。これにより、重量のある建物や電柱が沈下・傾斜する一方で、比重の軽い下水道のマンホールや地下配管が浮上するといった深刻な被害をもたらします。

コラム

日本国内では、多くの大地震で液状化被害が記録されています。1923年の関東大震災や1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)をはじめ、2003年の十勝沖地震、2004年の新潟県中越地震、2011年の東北地方太平洋沖地震東日本大震災)では千葉県浦安市などの臨海部で甚大な被害が出ました。近年でも2016年の熊本地震、2018年の北海道胆振東部地震、2024年の能登半島地震において、住宅地やインフラ施設に大きな影響を与えています。対策としては、地盤を締め固める工法や、薬液を注入して固化させる方法、地下水位を低下させる排水工法などが有効です。

小学生のみなさんへ

地震じしんの強いゆれによって、すなと水がまざった地面が、まるで水のようにドロドロになってしまうことを「液状化現象えきじょうかげんしょう」といいます。ふだんはしっかりとかたまっている地面も、はげしくゆさぶられると、すなのつぶと水がバラバラになって、地面をささえる力がなくなってしまうのです。

この現象げんしょうが起きると、重い建物がしずんだり、ななめにむいたりしてしまいます。また、地面の下にある軽いマンホールが、地面の上にポコッと浮き上がってくることもあります。海をうめたてて作った土地や、昔は川だった場所などで起きやすいのが特徴とくちょうです。

ルラスタコラム

液状化が起きると、地面からどろ水がいきおいよくふき出すことがあります。これを「噴砂ふんさ」と呼びます。地震じしんのあとに、地面がすなだらけになっているのは、このためなんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 地震の揺れによって、水分を多く含んだ砂の地盤が液体のような状態になる現象を何というか
液状化現象
【応用】 液状化現象が発生した際、地中のマンホールが地上に浮き上がってくるのはなぜか
地盤が液体のような状態になり、マンホールよりも周りの泥水の方が重いため、浮力が働いて押し上げられるから
【実践】 液状化現象による被害を防ぐために、私たちが事前に確認しておくべき資料は何か
自治体などが発行しているハザードマップ(過去の土地利用履歴や地盤の弱さが示された地図)

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