都市直下型地震

一般小学生

まとめ

都市直下型地震
都市の真下の地殻(内陸)を震源とする地震で、震源が浅く居住域に近いため、規模が中程度でも甚大な被害をもたらすのが特徴

解説

都市直下型地震は、主に陸域のプレート内部にある「活断層」が動くことで発生します。プレートの境界で起こる海溝型地震と比較して、発生の周期は数百年から数千年と長い傾向にありますが、いつどこで発生するかを正確に予測することは困難です。震源が地表から10〜20km程度と非常に浅いため、地震のエネルギーを示すマグニチュードがそれほど大きくなくても、地表では震度6強や7といった激しい揺れを観測します。

この地震の最大の特徴は、揺れが始まってから強い揺れが到達するまでの時間が極めて短いことです。そのため、緊急地震速報が主要な揺れの前に間に合わないケースが多く、事前の備えが重要視されます。1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)や2016年の熊本地震は、このタイプの地震による甚大な被害の典型例です。

コラム

日本で発生した主要な地震を振り返ると、震源の場所によって被害の様相が異なります。2004年の新潟県中越地震(土砂災害)、2018年の北海道胆振東部地震(大規模停電)、2024年の能登半島地震(家屋倒壊や孤立)などは内陸の活断層による地震です。

一方、1923年の関東大震災(大規模火災)、2003年の十勝沖地震(石油タンク火災)、2011年の東北地方太平洋沖地震(巨大津波)は、プレート境界で発生する海溝型地震に分類されます。地震のタイプに合わせ、建物の耐震化や避難体制の整備など、多角的な防災計画が求められています。

小学生のみなさんへ

私たちが住んでいる街のすぐ下で起こる地震のことを「都市直下型地震」といいます。海の底で起こる地震とちがって、地面のすぐ近くで起こるので、急に大きなゆれがやってくるのが特徴とくちょうです。

1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路あわじ震災しんさい)では、たくさんの建物がたおれたり、火事がおきたりしました。いつどこでおきるか予想するのがむずかしいので、ふだんから、たおれてきそうな家具を固定したり、にげる場所を確認かくにんしたりしておくことが大切です。

ルラスタコラム

地震の大きさを表す「マグニチュード」が小さくても、自分の真下で起きると「震度」はとても大きくなります。近くで爆竹ばくちくが鳴るのと、遠くで大砲たいほうが鳴るのの違いに似ていますね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 都市直下型地震は、主にどのような場所が動くことで発生しますか。
陸域にある「活断層」が動くことで発生します。
【応用】 海溝型地震と比較して、都市直下型地震において「緊急地震速報」が間に合いにくいとされるのはなぜですか。
震源が居住地のすぐ近く(浅い場所)にあるため、地震波が発生してから地表に到達するまでの時間が極めて短いからです。
【実践】 都市直下型地震の被害を大きくする要因として、震源の深さ以外にどのような都市特有の条件が挙げられますか。
人口や建物が密集していること、古い木造建築による火災の延焼、地下街や交通網などの複雑なインフラの寸断などが挙げられます。

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