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表皮

表皮

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 植物の葉や茎の最外層を覆う、通常は一層の細胞からなる組織のこと。
  • 内部組織を機械的な衝撃乾燥、病原菌の侵入から保護する役割を持つ。
  • 水分の蒸散を調節する気孔を備え、植物体内の水分バランスを維持する。

解説

表皮は、植物の体を守る「皮膚」のような役割を果たしています。大部分の表皮細胞は密着して並んでおり、その表面はクチクラと呼ばれるワックス状の層で覆われています。これにより、植物内部から水分が勝手に逃げ出すのを防ぎ、外部からのウイルスや菌の侵入をブロックしています。

また、表皮細胞の多くは透明で葉緑体を持っていません。これは、太陽の光を遮ることなく内部の「さく状組織」や「海綿状組織」まで届け、効率よく光合成を行わせるためです。一方で、表皮には「気孔」という小さな穴があり、ここを囲む「孔辺細胞」だけは葉緑体を持っています。この孔辺細胞が膨らんだり縮んだりすることで気孔の開き具合を調節し、二酸化炭素の取り込みや酸素水蒸気放出をコントロールしています。

コラム

茎における表皮も、葉と同様に内部を保護する役割を担っています。双子葉類などの茎が太くなる植物では、成長に伴って表皮が破れ、より丈夫な「周皮(しゅうひ)」や樹皮へと置き換わっていくことがあります。また、根の先端近くにある表皮の一部は、細長く伸びて「根毛(こんもう)」となり、水や肥料を吸収する効率を高める仕組みを持っています。

小学生のみなさんへ

植物の葉っぱやくきの一番外がわにある、うすい皮のことを表皮ひょうひといいます。わたしたち人間の「皮膚(ひふ)」と同じように、中身を守る大切な役目があります。

この表皮ひょうひは、ほとんどが透明(とうめい)な細胞さいぼうでできています。透明なのは、太陽の光を葉っぱの奥までしっかり通して、栄養を作る「光合成(こうごうせい)」を助けるためです。

また、葉っぱの裏がわなどの表皮ひょうひには、「気孔(きこう)」という小さな穴がたくさんあります。植物はこの穴を使って、空気を吸ったり、水分を外に出したりして、体温や水の量を調節しているのです。

ルラスタコラム

葉っぱが緑色に見えるのに、表皮が透明なのはなぜでしょう?それは、表皮の奥にある細胞に「葉緑体」という緑色のつぶがたくさんつまっているからです。表皮が透明なラップのように中身を包んでいるから、中の緑色が透けて見えているんですね。

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