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芽生え

一般小学生

まとめ

  • 種子から芽が出て、植物が独立栄養生活へ移行する成長の初期段階のこと。
  • 冬を越した根や茎などの休眠状態から、新しい茎や葉が伸長し始める現象。
  • 気温の上昇などの環境変化をトリガーとして、遺伝的に制御された規則的な形態形成が行われる。

解説

植物の芽生えの過程において、各器官の形成は極めて精密な規則性に基づいています。ダイコン(スズシロ)を例に挙げると、その体のつくりには幾何学的なルールが存在します。

主根から分枝して生える側根は、主根を軸として互いに180度の向きに一直線に並ぶように配置されます。さらに、この側根が並ぶ方向と、地上部で展開する子葉(双葉)の方向を比較すると、両者は正確に90度の位置関係(直交)にあります。このように、芽生えの段階から根の生え方と子葉の向きには密接な関連があり、植物全体としてバランスの取れた構造を維持しているのです。

コラム

芽生えの時期は、季節の変化と密接に関わっています。春に多くの植物が芽吹くのは、気温の上昇という物理的な要因が種子の休眠打破や成長を促すためです。

また、近年では人間によって持ち込まれた「外来種」の芽生えが生態系に大きな影響を与えるケースも増えています。特に繁殖力が強く、在来種の生息を脅かすものは「特定外来生物」として法律で厳しく制限されており、植物の芽生えを観察することは地域の自然環境を守る第一歩にもつながります。

小学生のみなさんへ

タネから芽が出て、植物が育ち始めることを「芽生えめばえ」と言います。また、冬をこした根や茎から、新しい茎や葉がのび始めることも含まれます。

植物の育ち方には、おもしろい決まりがあります。たとえばダイコンを観察すると、太い根から生える細い根(側根そっこん)は、反対向きに一直線に並んでいます。さらに、その根が並ぶ向きと、最初に開く葉っぱ(子葉しよう)の向きは、ちょうど十字(90度)になるように決まっています。

春になって気温が上がると、いろいろな植物が一斉に芽を出します。中には、もともと日本にいなかった「外来種」が芽を出して、日本の自然に影響を与えることもあるため、植物の観察はとても大切です。

ルラスタコラム

春の芽生えといえば「春の七草」が有名ですね。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)の7つです。昔の人は、これらを食べて一年の健康を願いました。

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