ネムノキ

ネムノキ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 夜になると左右の小葉がぴたりと合わさって閉じる「就眠運動」を行うマメ科の落葉高木
  • 植物が持つ固有の生理的リズム(体内時計)や、光・温度といった環境の変化に反応する性質を象徴する樹木。
  • 夏に淡紅色の花を咲かせ、秋には気温の低下に伴い落葉や冬越しの準備を行うなど、明快な季節変化を示す。
就眠運動落葉樹生理的リズムマメ科季節変化

解説

ネムノキの最大の特徴は、夜間に葉を閉じる生理現象である「就眠運動」です。これは葉の付け根にある細胞の水分量が変化することで起こります。植物にはそれぞれ活動のサイクルがあり、ツユクサのように朝に開花するものや、オオマツヨイグサのように夕方に開花するものなど、種類によって固有の規則性を持っています。

また、ネムノキを含む多くの植物は、季節の移り変わりにも敏感に反応します。秋になり気温が下がると、クズやヒガンバナが花を咲かせる一方で、落葉樹は葉の色を赤や黄色に変える紅葉・黄葉を経て、葉を落として厳しい冬に備えます。これらはすべて、植物が生存戦略として獲得した環境適応のプロセスです。

コラム

就眠運動の目的については、夜間の熱放射を防いで体温を維持するためや、夜露から葉を守るため、あるいは害虫から身を守るためといった諸説があります。和名の「ネムノキ」は、夜に眠るように葉を閉じる様子から「眠りの木」が転じたものと言われており、漢字では「合歓の木」と書きます。

小学生のみなさんへ

ネムノキは、夜になると葉っぱをピタッと閉じて、まるで眠っているように見える不思議な木です。これを「就眠運動しゅうみんうんどう」と呼びます。昼間は太陽の光をたくさん浴びるために葉を広げていますが、夜になると葉を閉じて休みます。

植物には、それぞれ決まった時間に花をさかせたり、葉を動かしたりするリズムがあります。また、秋になってすずしくなると、葉っぱの色を変えたり、葉を落としたりして、冬をこす準備を始めます。ネムノキも、季節の変化に合わせて一生懸命生きているのです。

ルラスタコラム

ネムノキの花は、ピンク色の細い糸がたくさん集まったような、ふわふわした形をしています。この糸のような部分は、実は「おしべ」が長く伸びたものなんですよ。見た目も名前も、とってもやさしい雰囲気の木ですね。

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