学習目安 | 小: B | 中: A | 高: A

海綿状組織

一般小学生

まとめ

解説

植物の葉の内部構造を観察すると、表側には細胞が隙間なく並んだ「さく状組織」があり、その下の裏側付近には細胞がまばらに配置された「海綿状組織」が見られます。海綿状組織の最大の特徴は、細胞間に広がる大きな隙間(細胞間隙)です。

この隙間は葉の裏面にある「気孔」と直接つながっており、光合成に必要な二酸化炭素の拡散や、光合成・呼吸によって生じた酸素や水蒸気の排出を円滑にする役割を担っています。主に光合成を行うさく状組織に対し、海綿状組織は「換気」の役割を果たすことで、効率的なガス交換を可能にしています。

コラム

海綿状組織の中には、道管師管が束になった維管束葉脈)が通っています。これにより、根から運ばれてきた水や、葉で作られた養分の輸送経路も確保されています。また、双子葉類ではさく状組織と海綿状組織の区別がはっきりしていますが、単子葉類ではこの区別が不明瞭な場合が多いのも特徴です。

小学生のみなさんへ

植物の葉っぱを横から切って中を見ると、表側と裏側うらがわでつくりがちがっています。葉っぱの裏側うらがわにある、細胞がバラバラに並んでいて、隙間すきがたくさんある部分を「海綿状組織かいめんじょうそしき」と呼びます。

この隙間すきまは、空気の通り道になっています。葉っぱの裏にある「気孔きこう」という穴から入ってきた二酸化炭素にさんかたんそを、光合成をする場所まで運んだり、できた酸素さんそを外に出したりする大切な役目を持っています。

表側の細胞がぎっしり並んだ場所とはちがい、スカスカしているからこそ、植物はスムーズに呼吸こきゅうをしたり、栄養を作ったりすることができるのです。

ルラスタコラム

「海綿(かいめん)」というのは、海の生き物の「スポンジ」のことです。顕微鏡で見ると、穴がたくさんあいたスポンジのように見えることから、この名前がつきました。

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