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本葉

本葉

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 植物種子発芽した後、最初に出る子葉に続いて展開する、その植物固有の形態を持った本格的な葉。
  • 光合成を行う主要な器官であり、子葉の養分消費した後の成長を支えるエネルギー源を生成する。
  • 健全な展開には日光と肥料(窒素・リン・カリウム)が不可欠であり、これらが不足すると徒長や生育不良を引き起こす。

解説

植物が発芽し、子葉に蓄えられた養分を使い果たした後の成長段階において、本葉の役割は極めて重要である。本葉は、その植物特有の形状(葉脈や縁のギザギザなど)を持ち、日光を受けて光合成を行うことで、自ら有機物を生成する機能を担う。

インゲンマメを用いた比較実験では、日光の有無や肥料の有無が成長に与える影響が顕著に現れる。日光を十分に浴びた個体は、本葉が大きく濃い緑色になり、茎も太く丈夫に育つ。一方で、日光を遮断した環境では、光合成による養分生成ができず、光を求めて茎だけが異常に細長く伸びる「徒長(とちょう)」という現象が発生する。これは、植物が生存のために限られたエネルギーを上部への伸長に優先的に配分した結果である。

コラム

植物の成長を支える外部要因として、肥料の存在も無視できない。特に「肥料の三要素」と呼ばれる窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)は、葉や茎の成長、花や実の形成、根の発達にそれぞれ深く関与している。土壌はこれらの養分や水分を保持し、植物の体を物理的に支える基盤としての役割を果たす。したがって、本葉が展開した後の健全な生育には、適切な光環境と土壌環境の双方が因果関係を持って作用していると言える。

小学生のみなさんへ

たねをまいて最初に出てくる葉を「子葉(しよう)」といいますが、その次に出てくる、その植物らしい形をした葉のことを「本葉」とよびます。インゲンマメなら、子葉は丸っこい形をしていますが、本葉は先が少しとがった形をしています。

本葉が広がると、植物は日光を浴びて、自分で成長するための栄養を作り始めます。これを光合成こうごうせいといいます。子葉の中にあった栄養を使い切ったあとは、この本葉で作る栄養と、根から吸い上げる肥料ひりょうの栄養を使って、体をおおきくしていきます。

もし日光が足りないと、茎だけがひょろひょろと白くのびてしまう「徒長とちょう」という状態になり、じょうぶに育つことができません。また、土の中に栄養(肥料)が足りなくても、葉の色が悪くなったり、成長が止まったりしてしまいます。植物が元気に育つためには、日光、肥料、そしてそれらをたくわえる土がとても大切なのです。

ルラスタコラム

植物の種類によって、最初に出る本葉の枚数は決まっています。アサガオやインゲンマメは2枚セットで出てきますが、トウモロコシなどは1枚ずつ出てきます。観察するときに、何枚ずつ増えていくか注目してみるとおもしろいですよ。

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