まとめ
- 他の植物の組織内に根を食い込ませ、水分や養分を奪い取るために特殊化した根のこと。
- ヤドリギなどの寄生植物に見られ、自ら光合成を行うものから、完全に宿主に依存するものまで存在する。
- 植物の根が持つ「吸収・支持・貯蔵」という基本機能が、環境適応によって変化した形態の一つ。
解説
植物の根には、土壌から水や肥料分を吸収する、植物体を支える、養分を蓄えるという3つの大きな役割があります。根の先端付近にある根毛は、表面積を広げることで効率よく水分を吸収し、吸収された水は道管を通って全身へ運ばれます。一方、葉で作られた養分は師管を通って根へと供給されます。
根が成長する仕組みについては、先端にある「成長点」で新しい細胞が作られ、それに続く「伸長帯」で細胞が大きく伸びることによって根が伸長します。ソラマメの根を用いた実験では、先端から1mmごとに印をつけると、先端に近い部分ほど1日あたりの伸びが大きいことが確認されており、この伸長帯の働きが根の成長に不可欠であることがわかります。
寄生根を持つ植物は、宿主となる植物の維管束(道管や師管)に自分の根を結合させます。ヤドリギのように葉を持ち光合成を行う「半寄生植物」は主に水や無機養分を奪いますが、ネナシカズラのように葉を持たない「全寄生植物」は、光合成産物である有機養分までをも宿主から奪って生活します。
植物の根は、ふつうは地面の下にあって、水や栄養を吸い上げたり、体を支えたりする役割を持っています。でも、中にはちょっと変わった根を持つ植物がいます。それが「寄生根」です。
ヤドリギなどの植物は、ほかの植物の体に自分の根をくい込ませて、そこから水や栄養を横取りして育ちます。自分だけでがんばるのではなく、ほかの植物の力を借りて生きているのです。
根が伸びるときは、根の先っぽにある「成長点」という場所で新しい細胞が作られ、そのすぐ後ろの部分がぐーんと伸びることで長くなっていきます。ソラマメを使った実験でも、根の先の方ほどよく伸びることが確かめられています。
トウモロコシの根を見たことがありますか?地面に近い茎から、タコ足のように根が出ていることがあります。これは「支柱根」といって、重い体をしっかり支えるための特別な根なんですよ。
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