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火砕流

火砕流

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

火砕流
火山の噴火に伴い、高温の火山砕屑物(火山灰や岩石)と火山ガスが混合状態で斜面を高速流下する現象
  • 流下速度は時速100km以上に達し、地形に関わらず広範囲を短時間で壊滅させる
  • 温度は数百℃から1000℃に及び、木々や建物を一瞬で焼き払う破壊力を持つ
  • 発生後の回避はほぼ不可能なため、ハザードマップに基づく事前避難が不可欠である

解説

火砕流の発生メカニズムには、主に「噴煙柱崩壊型」と「溶岩ドーム崩落型」の2種類があります。前者は大規模な噴火で噴煙が自重に耐えきれず落下することで発生し、後者は粘り気の強いマグマが形成した溶岩ドームが崩れることで発生します。

種類 発生のしくみ 特徴
噴煙柱崩壊型 高く上がった噴煙が重力で落下する 規模が大きく広範囲に広がる
溶岩ドーム崩落型 粘り気の強い溶岩の塊が崩れる 発生頻度が高く予測が難しい

1991年の雲仙普賢岳の噴火では、溶岩ドーム崩落型の火砕流が頻発し、甚大な被害をもたらしました。火砕流は空気を含んで流動性が高いため、谷を埋めるだけでなく、尾根を乗り越えて広がることもあります。

コラム

日本には111の活火山があり、気象庁は火山の状況に応じて5段階の「噴火警戒レベル」を発表しています。火砕流の危険がある場合は、レベル3(入山規制)やレベル4(高齢者等避難)の段階で具体的な避難行動が求められます。

また、過去の災害の教訓を伝える「自然災害伝承碑」は、現在地図記号としても登録されており、地域の防災意識を高める重要な役割を果たしています。火砕流だけでなく、地震に伴う液状化現象や津波など、多角的な防災対策が重要です。

小学生のみなさんへ

火砕流かさいりゅうとは、火山の噴火ふんかのあとに、熱い灰や岩、ガスがまざりあって、山の斜面しゃめんをすごいスピードで流れ下りてくる現象のことです。

その速さは時速100キロメートルをこえることもあり、自動車よりも速く流れてきます。また、温度も数百ド(℃)以上と非常に熱いため、近くにいるととてもあぶないです。もし火山が噴火ふんかしそうなときは、ハザードマップを見て、早めに避難ひなんすることが大切です。

ルラスタコラム

火砕流は、水の上をわたることもあります。熱いガスがクッションのような役割をするので、海をこえて遠くの島までとどくこともあるんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 火砕流の主な構成物質は何ですか。
高温の火山灰、岩石(軽石)、および火山ガスです。
【応用】 火砕流が溶岩流よりも危険とされる主な理由を2つ挙げなさい。
移動速度が極めて速く避難が困難であることと、温度が非常に高く破壊力が大きいことです。
【実践】 火砕流の発生が予想される際、ハザードマップを確認する以外にどのような情報に注意すべきですか。
気象庁が発表する「噴火警戒レベル」を確認し、レベルに応じた避難行動(高齢者等避難や入山規制など)を迅速に行う必要があります。

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