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軽石

軽石

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

軽石
火山噴火の際にマグマに含まれるガス成分が抜け出しながら急激に冷えて固まった、小さな穴が多く空いている岩石

解説

軽石は、火山から噴出されたマグマが地表付近で急激に冷やされることで形成されます。噴火の際にマグマに含まれていた水蒸気などの揮発成分が気泡となり、それが抜けた跡が小さな穴(孔)として残るため、非常に多くの隙間を持つ多孔質構造となります。この構造により、岩石でありながら水に浮くほど密度が低いという極めて珍しい特徴を持ちます。

化学組成としては、二酸化ケイ素(SiO2)を多く含む流紋岩質やデイサイト質のマグマから生成されることが一般的です。そのため、色は白っぽく、灰色や淡黄色などの明るい色調を呈します。対照的な性質を持つ火山噴出物に「スコリア」がありますが、これらは成分や色の違いによって区別されます。

項目 軽石(パミス) スコリア
主な色 白・灰色・淡黄色 黒・暗褐色
マグマの成分 酸化ケイ素が多い(粘性が高い) 二酸化ケイ素が少ない(粘性が低い)
重さ(密度) 非常に軽く、水に浮くものが多い 軽石よりは重く、水に沈むことが多い
コラム

軽石はその通気性保水性の良さを活かし、園芸用の鉢底石や土壌改良材として広く利用されています。また、研磨剤や建築資材の軽量骨材としても活用されます。近年では、海底火山の噴火によって大量の軽石が海面を漂流し、漁業や船舶の航行に影響を与える「軽石漂流」が社会的なニュースとなりました。これは軽石が水に浮くという性質を象徴する現象といえます。

小学生のみなさんへ

軽石(かるいし)は、火山の噴火ふんかのときに飛び出したマグマが、急に冷えて固まってできた石のことです。この石のいちばんの特徴とくちょうは、小さな穴がたくさん開いていて、とても軽いことです。石なのに水にぷかぷかと浮くものもあります。

どうして穴が開いているかというと、マグマの中にあったガスが、外に出るときにアワのようになったまま固まったからです。お菓子のカルメ焼きや、スポンジのような作りをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。色は白っぽいものが多く、庭の花を育てるための土に混ぜたり、かかとの角質をけずる道具として使われたりしています。

ルラスタコラム

2021年に小笠原諸島の海底火山が噴火したとき、大量の軽石が海を流れて沖縄などの海岸にたどり着きました。遠い海の底から何百キロも旅をしてくるなんて、水に浮く軽石ならではの出来事ですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 軽石が水に浮くほど軽いのはなぜですか。
マグマに含まれていたガス成分が抜けた跡が、無数の小さな穴(多孔質構造)として残っているためです。
【応用】 軽石の色が白っぽいことが多いのは、マグマにどのような成分が多く含まれているからですか。
二酸化ケイ素(シリカ)が多く含まれているためです。
【実践】 軽石とスコリアの主な違いを、色と密度の観点から説明しなさい。
軽石は白っぽく密度が低いため水に浮くものが多いのに対し、スコリアは黒っぽく軽石に比べると密度が高いため水に沈むことが多いという違いがあります。

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