カコウ岩

一般小学生

まとめ

  • マグマが地下深部で数千年から数万年以上の時間をかけ、ゆっくりと冷却・固結して形成された「深成岩」の代表例。
  • 石英、長石、黒雲母などの鉱物が大きく成長し、ほぼ同じ大きさの結晶が噛み合った「等粒状組織」を持つ。
  • 二酸化ケイ素(SiO2)を多く含む「酸性岩」に分類され、全体的に白っぽく、非常に高い強度と耐久性を備える。

解説

カコウ岩(花崗岩)は、大陸地殻を構成する主要な岩石であり、火成岩の中でも「深成岩」に分類されます。地下深部では周囲の岩石によって熱が逃げにくいため、マグマが極めて緩やかに冷却されます。この過程で、岩石を構成する各成分が十分に大きな結晶へと成長するため、肉眼でもはっきりと結晶の粒を確認できる「等粒状組織」が形成されます。

主な構成鉱物は、無色透明な「石英」、白色や淡桃色の「長石」、黒色で板状の「黒雲母」などです。これらの鉱物がモザイク状に組み合わさることで、全体として白から薄い灰色に見えます。化学組成としては二酸化ケイ素の含有量が70%前後と高く、粘性の高いマグマから生成されるのが特徴です。

コラム

カコウ岩は圧縮強度が高く、磨くと美しい光沢が出るため、古くから建築資材や墓石、石橋などの材料として重宝されてきました。日本では兵庫県の御影地方が産地として有名であったことから、石材名としては「御影石(みかげいし)」の名で広く流通しています。

一方で、カコウ岩は化学的な風化に弱いという側面も持っています。風化が進んでボロボロになった状態は「マサ(真砂土)」と呼ばれ、これが斜面堆積すると大雨の際に土砂災害の原因となることもあります。

小学生のみなさんへ

カコウ岩は、地面のずっと深いところで、ドロドロに溶けたマグマが長い時間をかけてゆっくりと冷えて固まってできた石です。このような石の仲間を「深成岩しんせいがん」といいます。

カコウ岩を近くで見ると、白や黒、透明な粒がぎっしりと集まっているのがわかります。マグマがゆっくり冷えたことで、石の粒が大きく育ったため、このような見た目になります。全体的に白っぽく見えるのが特徴です。

この石はとても硬くて丈夫なので、お墓の石や、ビルの壁、公園の階段など、私たちの身の回りのいろいろな場所で使われています。

ルラスタコラム

カコウ岩は、兵庫県の「御影(みかげ)」という場所でたくさん取れたことから、別名「御影石(みかげいし)」とも呼ばれています。実は、東京にある国会議事堂の外壁にも、このカコウ岩が使われているんですよ。

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