まとめ
- 地下のマグマが火口から地表へ流れ出した液体状の物質、およびそれが冷却・固結して生じた岩石。
- 成分中の二酸化ケイ素(SiO2)の含有量に由来する「粘性」が、火山の形態や噴火様式を決定づける。
- 噴出時の温度は一般に700℃〜1200℃であり、冷却過程で柱状節理やカルデラなどの特有の地形を形成する。
解説
溶岩の性質を決定づける最も重要な要素は「粘性(ねばりけ)」です。これはマグマに含まれる二酸化ケイ素の量に依存します。二酸化ケイ素が少ない玄武岩質溶岩は粘性が低く、高温で流動性に富むため、ハワイの火山のように薄く広く広がる「たて状火山」を形成します。
一方で、二酸化ケイ素が多い流紋岩質溶岩は粘性が非常に高く、地表付近で盛り上がり「溶岩ドーム(溶岩円頂丘)」を形成しやすくなります。この粘性の違いは噴火の激しさにも直結し、粘性が高いほどガスが抜けにくいため、爆発的な噴火を引き起こす傾向があります。また、火山灰などの噴出物を分析する際は「わんがけ」という手法で洗浄し、含まれる鉱物を顕微鏡で観察することで、その溶岩のルーツを探ることができます。
溶岩が冷却する過程で体積が収縮し、規則正しい柱状の割れ目が生じることがあります。これを「柱状節理」と呼び、福井県の東尋坊などで見ることができます。また、大規模な噴火によって地下のマグマが大量に排出されると、地表が陥没して「カルデラ」と呼ばれる広大な凹地が形成されます。熊本県の阿蘇山は、世界最大級のカルデラを持つことで有名です。
日本では、江戸時代の浅間山大噴火で形成された「鬼押出し」のように、複雑に固まった溶岩流の跡を観察できる場所が国立公園として保護されています。これらの地形は、防災上のハザードマップ作成において重要な研究対象であると同時に、貴重な観光資源や地学の学習教材としても活用されています。
地下深くにある、岩石がドロドロに溶けたものを「マグマ」と呼びます。このマグマが火山の噴火によって地面の上に流れ出したものや、それが冷えて固まった岩石のことを「溶岩」といいます。
溶岩には「粘りけ」があり、その強さによって火山の形が変わります。粘りけが弱いと、溶岩は遠くまでさらさらと流れて平らな形の火山になります。反対に、粘りけが強いと、あまり流れずに盛り上がってドームのような形の火山になります。
また、溶岩が冷えて固まるときに、規則正しい柱のような割れ目ができることがあります。これを「柱状節理」と呼び、自然が作り出した不思議な景色として見ることができます。
溶岩の温度は、なんと700度から1200度もあります!これほど熱い溶岩ですが、冷えてから長い年月がたつと、その上には新しい植物が生え始め、豊かな森に変わっていくこともあるんですよ。
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