まとめ
解説
溶岩流の性質を決定づける最も重要な要因は、マグマに含まれる二酸化ケイ素(シリカ)の含有量による「粘性(ねばりけ)」の違いです。二酸化ケイ素が少ない玄武岩質のマグマは粘性が低く、さらさらとしていて遠くまで広がりやすい性質を持ちます。一方、二酸化ケイ素が多い安山岩質や流紋岩質のマグマは粘性が高く、ドロドロとしていて流れにくいため、火口付近に積み重なって溶岩ドームを形成することがあります。
溶岩流の流速は、地形の傾斜や粘性にもよりますが、一般的には時速数キロメートル程度と、人間が歩く速さと同じくらいです。そのため、火砕流のような爆発的な現象に比べると避難の猶予はありますが、その温度は800℃から1200℃に達するため、進路上の建物や森林、農地などはすべて焼き尽くされ、埋没してしまいます。
| マグマの種類 | 粘性 | 溶岩流の形状 | 代表的な火山 |
|---|---|---|---|
| 玄武岩質 | 低い(さらさら) | 平坦な溶岩台地・盾状火山 | 伊豆大島、三宅島 |
| 安山岩・流紋岩質 | 高い(ドロドロ) | 溶岩ドーム・鐘状火山 | 昭和新山、雲仙普賢岳 |
溶岩流とは、火山の噴火で出てきた熱いマグマが、地面の上をドロドロと流れていく現象のことです。温度は800度から1200度もあり、まわりの木や建物を燃やしながら進んでいきます。
マグマの種類によって、流れやすさがちがいます。水のようにさらさら流れるものもあれば、ねんどのように固くてあまり流れないものもあります。さらさらしたマグマは遠くまで広がりますが、ドロドロしたマグマは火口の近くでもり上がって山を作ります。
溶岩流が流れる速さは、人が歩くのと同じくらいゆっくりなことが多いです。だから、噴火が始まったらあわてずに、決まった場所に避難することが大切です。一度流れてきた溶岩は、冷えて固まるととても固い岩になります。
溶岩が冷えて固まるときに、六角形の柱のような形になることがあります。これを「柱状節理」と呼びます。まるでだれかが作った彫刻のようにきれいに並んでいるので、近くで見るとびっくりしますよ!
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