だ液アミラーゼ(プチアリン)

一般小学生

まとめ

だ液アミラーゼ(プチアリン)
だ液に含まれる消化酵素で、デンプンを麦芽糖(マルトース)やデキストリンに分解する働きを持つ物質

解説

だ液アミラーゼは、主に耳下腺などのだ液腺から分泌される消化酵素です。食物に含まれる多糖類であるデンプンに作用し、加水分解によってより小さな分子である麦芽糖(マルトース)やデキストリンに分解します。この反応は食物が口の中で咀嚼される際に行われ、消化プロセスの第一段階を担っています。

活性には中性付近のpH(約6.8)と体温程度の温度が適しています。胃に送られて胃液の強酸性に触れるとその活性を失う性質があるため、口内での咀嚼時間が消化の効率に大きく影響します。かつては「プチアリン」という名称で呼ばれていましたが、現在は国際的な命名規則に従いアミラーゼと呼ぶのが一般的です。

コラム

デンプンはヨウ素液に反応して青紫色を呈しますが、アミラーゼによって分解されるとこの反応を示さなくなります。この性質を利用した実験は理科の授業でも頻出です。また、よく噛むとご飯が甘く感じられるのは、デンプンが分解されて甘みを持つ麦芽糖に変化するためです。

小学生のみなさんへ

ご飯を口の中でよくかんでいると、だんだん甘く感じることがありますね。これは、つば(だ液)の中に含まれる「だ液アミラーゼ」という物質が、ご飯に含まれる「デンプン」を「麦芽糖ばくがとう」という糖に変えているからです。

だ液アミラーゼは「消化酵素しょうかこうそ」の仲間で、食べ物を体が吸収しやすい形にバラバラにする役割を持っています。口の中でしっかりとかむことで、だ液と食べ物がよく混ざり、消化がスムーズに進むようになります。

ルラスタコラム

ご飯を30回以上かむと良いと言われるのは、だ液と食べ物をしっかり混ぜて、消化を助けるためなんだよ。よくかむことは、あごを強くしたり、食べ物の味をしっかり感じたりすることにもつながります。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 だ液に含まれ、デンプンを分解する働きを持つ消化酵素の名前は何ですか。
だ液アミラーゼ(プチアリン)
【応用】 デンプンがだ液アミラーゼによって分解されると、主にどのような物質に変化しますか。
麦芽糖(マルトース)
【実践】 だ液アミラーゼが胃の中でその働きを失ってしまうのはなぜですか。
だ液アミラーゼは中性付近で活発に働きますが、胃の中は胃液によって強い酸性になっているため、その性質が失われてしまうからです。

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