学習目安 | 小: B | 中: A | 高: A

地球の磁界

一般小学生

まとめ

地球磁界
地球が巨大な磁石としての性質を持つことで、その周囲に形成されている磁気的な空間

解説

地球を一つの巨大な棒磁石に例えると、北極付近にS極南極付近にN極が位置している状態になっています。このため、方位磁針のN極は北を指し示します。磁界が発生する仕組みについては、地球内部の液状の外核に含まれる鉄などが、地球の自転熱対流によって動くことで電流が生じ、それが磁場を作るという「ダイナモ理論」が最も有力な説とされています。

方位磁針が指す「磁北」は、地図上の「真北」とはわずかにずれています。この角度の差を「偏角」と呼び、日本では西側に約7度傾いています。また、水平面に対して磁力線が傾く角度を「伏角」といい、日本では北へ行くほど針が下を向く角度が大きくなります。

用語 内容 日本での特徴
偏角 真北と磁北の水平方向のずれ 西に約7度傾いている
伏角 水平面と磁力線の垂直方向の角度 北へ行くほど下向きに大きくなる
コラム

地球の磁界は、太陽から吹き付ける高温のプラズマ粒子(太陽風)や宇宙放射線をそらすバリアの役割を果たしています。この磁気圏がなければ、地球の大気は太陽風によって剥ぎ取られ、生命が生存できない環境になっていたと考えられています。

学習上のポイントとして、電流と磁界の関係を問う実験がよく出題されます。南北方向に張った導線の真上や真下に方位磁針を置き、電流を流した際にN極が東と西のどちらに振れるかを判断する問題です。これは地球の磁界と、電流によって生じる磁界が合成されることで起こる現象です。

小学生のみなさんへ

地球は、まるごと一つの大きな磁石のような性質を持っています。これを「地球の磁界じかい」と呼びます。方位磁石の針がいつも北を指すのは、地球が磁石になっていて、針を引っ張っているからです。

地球の北極の近くには磁石のS極があり、南極の近くにはN極があります。磁石はちがう極どうしが引き合うので、方位磁石のN極は北を指すのです。また、この磁石の力はバリアのように地球を包み込んでいて、宇宙うちゅうから飛んでくる体に悪い放射線ほうしゃせんから、私たちを守ってくれています。

ルラスタコラム

渡り鳥やサケなどの動物は、地球の磁石の力を感じ取って、迷わずに遠くまで旅をすることができるといわれています。目に見えない地図を持っているみたいで、すごいですね!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 地球の磁界において、北極付近にあるのは磁石の何極か
S極
【応用】 方位磁針が指す「磁北」と地図上の「真北」のずれを何というか
偏角
【実践】 地球の磁界が消失した場合、地球環境にどのような影響が及ぶと考えられるか
太陽風などの有害な宇宙放射線が直接地上に降り注ぎ、大気が剥ぎ取られたり、生物が深刻な被曝を受けたりする恐れがある

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…