食草

一般小学生

まとめ

  • 特定の昆虫の幼虫が、生存のために餌として利用する特定の種類の植物を指す。
  • 昆虫と植物の間には密接な関係があり、成虫は幼虫が食べるべき適切な植物を識別して産卵を行う。
  • 生物の成長速度は気温に依存しており、積算温度によって開花羽化タイミングが決定される。
理科生物の生活積算温度

解説

昆虫の多くは、何でも食べるわけではなく、種類ごとに食べる植物が決まっている。これを「食草」と呼ぶ。例えば、モンシロチョウの幼虫はキャベツなどのアブラナ科の植物を食べるが、他の植物では育つことができない。このように、特定の植物に依存する関係は、自然界の絶妙なバランスの上に成り立っている。

また、昆虫の活動や植物の成長には「積算温度」が深く関わっている。積算温度とは、日々の平均気温を合計したもので、一定の数値に達すると開花や羽化が起こる。例えば、収穫までに1000℃の積算温度が必要なスイカの場合、平均気温が25℃であれば「1000÷25=40日」で収穫時期を迎えると予測できる。昆虫も同様に、春の気温上昇を積算温度として感知し、越冬状態から目覚めて活動を開始する。

コラム

昆虫は季節の変化に合わせて、最も生存率が高い形態で冬を越す。モンシロチョウの場合は「さなぎ」の状態で冬を越し、春になると成虫へと羽化する。このサイクルは、食草が芽吹く時期や、他の生物の活動時期と同期しており、生態系全体が気温という共通のシグナルによって動いていることがわかる。

小学生のみなさんへ

食草しょくそうとは、昆虫こんちゅうの赤ちゃんである幼虫ようちゅうが食べる植物のことです。虫の種類によって、食べる植物は決まっています。たとえば、モンシロチョウの幼虫ようちゅうはキャベツが大好きですが、ほかの植物は食べません。

虫や植物がいつ成長するかは、気温が関係しています。あたたかい日が続くと、植物の花がさいたり、虫がたまごからかえったりします。これを計算する方法に「積算温度せきさんおんど」というものがあります。たとえば、1000度たまると食べごろになるスイカなら、毎日25度の気温が続けば、40日後(1000÷25)に収穫しゅうかくできるというわけです。

冬の間、虫たちはじっとがまんして春を待ちます。モンシロチョウは「さなぎ」のすがたで冬をこし、春になってあたたかくなると、きれいなチョウになって飛び立ちます。

ルラスタコラム

なぜ虫は決まった植物しか食べないのでしょうか?それは、植物が自分を守るために出す「毒」に関係があります。特定の虫だけが、その毒を平気でいられるように進化したため、その植物を独り占めして食べられるようになったのです。

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