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個体群

一般小学生

まとめ

個体群
ある一定の地域に生息し、互いに交配可能な同種の個体の集まり

解説

個体群は、生態学における生物集団の最小単位です。単なる個体の集まりではなく、個体群密度(単位面積あたりの個体数)や年齢構成、生存曲線といった独自の属性を持ちます。個体群の大きさは、出生と流入によって増加し、死亡と流出によって減少します。

限られた資源の中で個体数が増えすぎると、餌の不足や生活空間の減少により「種内競争」が激化します。これにより、個体群の増殖速度が低下したり、死亡率が上昇したりする現象を「密度効果」と呼びます。個体群は、環境の収容力に応じてその規模を調整しながら存続しています。

項目 個体群 生物群集
構成単位 同一種の個体 複数種の個体群
主な相互作用 種内競争・密度効果 捕食・共生・種間競争
定義の焦点 集団の維持と増殖 種間のつながりと生態系
コラム

野外での個体数を推定する方法として「標識再捕法」があります。これは、捕獲した個体に印をつけて放し、再び捕獲した際の印の割合から全体の数を計算する手法です。公式は「標識個体数/全個体数=再捕獲個体中の標識個体数/再捕獲個体数」で表されます。

また、個体群が維持されるためには、次世代に一定数の個体が生き残る必要があります。例えば、モンシロチョウの場合、1匹のメスが産む卵の数が5600個で、そのうち成虫になれるのが16匹だとすると、個体数を維持するためには「5600÷16=350個」の卵を産む必要があるという計算が成り立ちます。

小学生のみなさんへ

「個体群」というのは、同じ場所に住んでいる、同じ種類の生き物の集まりのことです。例えば、ある森に住んでいるカブトムシ全部の集まりや、ある池にいるメダカ全部の集まりを指します。

生き物たちは、仲間どうしで助け合ったり、食べ物をめぐってあらそったりしながら、その集団を維持いじしています。もし食べ物が少なくなると、集まれる数も自然に決まってきます。このように、生き物は自分たちの数をうまくコントロールして生活しているのです。

ルラスタコラム

モンシロチョウはたくさんの卵を産みますが、大人になれるのはほんのわずかです。もし1匹のメスから生まれた卵がすべて大人になってしまったら、世界中がチョウだらけになってしまいます。自然界では、ちょうどよい数になるようにバランスが保たれているのですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 個体群とはどのような集まりのことを指しますか。
特定の地域に生息し、互いに繁殖(交配)が可能な同じ種類の生物個体の集まり
【応用】 個体群密度が高くなった際に、個体群の増殖率が低下したり死亡率が上昇したりする現象を何と呼びますか。
密度効果
【実践】 標識再捕法において、最初に捕獲し標識をつけた個体数をM、次に捕獲した全個体数をn、そのうち標識があった個体数をmとしたとき、全個体数Nを求める式を答えなさい。
N = (M × n) / m (または M/N = m/n)

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