スピカ

スピカ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

おとめ座1等星春の大三角春の大曲線恒星

解説

スピカは、ラテン語で「穀物の穂」を意味する名前を持つ恒星です。おとめ座の女神が持つ麦の穂の先に位置することから、この名が付けられました。春の夜空でこの星を特定する際は、まず北斗七星のひしゃくの柄から描かれる「春の大曲線」を利用します。この曲線はうしかい座のアルクトゥルスを通り、スピカへと至ります。さらに、スピカ、アルクトゥルス、しし座のデネボラを直線で結ぶことで「春の大三角」を描き出すことができます。

天文学的には、スピカは地球から約250光年離れた位置にある高温の星であり、その表面温度の高さから青白く輝いて見えます。中学・高校の理科の学習においては、特定の時刻における星の高度の月別変化や、地球の公転軌道上の位置と星座の見え方の関係を分析する問題で、代表的な1等星として頻繁に登場します。季節や時刻による星座の移動を因果関係として捉えるための、基準となる天体の一つです。

コラム

スピカは黄道のすぐ近くに位置しているため、月によって隠される「スピカ食」という現象が起こることがあります。また、春の大三角を構成するアルクトゥルスがオレンジ色(比較的低温)であるのに対し、スピカは青白色(非常に高温)であるため、色の対比を観察することで星の表面温度の違いを実感することができます。

小学生のみなさんへ

スピカは、春の夜空に白く光る、おとめ座で一番明るい星です。「1等星」という、とても明るいグループの仲間です。名前には、ラテン語で「むぎ」という意味があります。おとめ座の女神めがみが持っている麦の先に光っているため、そうよばれています。

スピカを見つけるときは、まず北斗七星(ほくとしちせい)をさがしましょう。そこから大きく曲がる線を引くと、オレンジ色の明るい星「アルクトゥルス」を通って、スピカにたどりつきます。これを「春の大曲線だいきょくせん」といいます。さらに、ほかの星とつないで大きな三角形さんかっけい(春の大三角)を作ることもできます。

ルラスタコラム

スピカは、実は1つの星ではなく、2つの星がものすごい速さでお互いのまわりを回っている「連星(れんせい)」という星です。あまりに近い場所にあるため、望遠鏡で見ても1つの星にしか見えませんが、宇宙にはこのような不思議な星がたくさんあるんですよ。

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