学習目安 | 小: S | 中: S | 高: S

太平洋高気圧

一般小学生

まとめ

解説

気象観測の基礎として、気温は通風のよい地上1.5mの高さで測定し、雲量は空全体を10とした時の割合で表します。気圧の単位にはヘクトパスカル(hPa)が用いられ、これらの気圧配置の変化が日々の天気を決定します。

初夏、太平洋高気圧の勢力が強まり、北側の冷たい気団衝突すると梅雨前線が停滞し、日本に梅雨が訪れます。夏本番になると日本列島はこの高気圧に完全に覆われ、南東からの湿った季節風が吹くようになります。一方で、熱帯発生した台風は、地球の自転によるコリオリの力の影響を受け、反時計回りの渦を巻きながら太平洋高気圧の縁に沿って北上します。冬季にはシベリア高気圧が発達し、北西からの季節風が吹くなど、太平洋高気圧との勢力バランスによって日本の気候の特徴が形作られています。

コラム

気象衛星写真では、台風の中心に「目」と呼ばれる下降気流による無雲域が確認できます。また、太平洋高気圧は「亜熱帯高気圧」の一種であり、赤道付近で上昇した空気が北緯30度付近で下降することで形成される、地球規模の大気循環の一部でもあります。

小学生のみなさんへ

太平洋高気圧は、日本の南の海の上にある、とても大きな「空気の山」のことです。この空気はあたたかくて湿っているのが特徴で、夏になると日本をすっぽり包み込みます。

この高気圧がやってくると、日本はとても暑くなり、晴れの日が続きます。夏休みの暑い日は、この太平洋高気圧ががんばっている証拠です。

また、この高気圧のまわりを通って、台風たいふうが日本に近づいてくることもあります。冬になると力が弱まり、かわりに冷たい空気の山(シベリア高気圧)がやってきて、季節が変わります。

ルラスタコラム

太平洋高気圧は、別名「小笠原おがさわら高気圧」とも呼ばれます。これは、小笠原諸島の近くで発達することが多いためです。夏に吹く南東の風は、この高気圧から吹き出しているんですよ。

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