学習目安 | 小: A | 中: A | 高: B

柱頭

一般小学生

まとめ

  • めしべの先端に位置し、受粉の際に花粉を受け取るための器官。
  • 花粉を確実に捕捉するため、粘液の分泌や微細な突起、羽毛状の構造など、受粉様式に合わせた形態を持つ。
  • 付着した花粉から花粉管が伸長する起点となり、受精プロセスにおいて重要な役割を果たす。

解説

柱頭は、めしべを構成する主要な部位の一つであり、植物生殖において「受粉」が成立する場所です。その表面は、飛来した花粉を逃さないように特殊な構造をしています。例えば、昆虫によって花粉が運ばれる「虫媒花」では、柱頭が粘着性のある液体で湿っていることが多く、確実に花粉を付着させます。

一方で、風によって花粉が運ばれる「風媒花」では、空気中の花粉を効率よくキャッチするために、柱頭が羽毛のように細かく枝分かれして表面積を広げているのが特徴です。柱頭に付着した花粉は、そこから水分を吸収して「花粉管」を伸ばし、花柱の中を通って子房内の胚珠へと到達します。このように、柱頭は受精を成功させるためのゲートウェイとしての機能を担っています。

コラム

植物の中には、自分の花粉が柱頭についても受精が起きない「自己不和合性」という仕組みを持つものがあります。これは、柱頭が自分の花粉と他個体の花粉を識別することで、遺伝的な多様性を保つための高度な生存戦略です。

また、受粉後の柱頭は役割を終えると枯れることが多いですが、受粉の成否はその後の果実の形成に直結するため、農業や園芸においても非常に重要な部位として注目されます。

小学生のみなさんへ

めしべのいちばん先にある、花粉がつく部分のことを「柱頭ちゅうとう」といいます。花粉がつきやすいように、ねばねばしていたり、小さな毛が生えていたりします。

花粉が柱頭につくことを「受粉じゅふん」といいます。受粉ができると、花粉から細い管がのびて、めしべの根もとにある「胚珠はいしゅ」にたどりつきます。これがきっかけで、将来のタネができるのです。

ルラスタコラム

ユリの花を見ると、めしべの先が大きくふくらんでいて、さわるとベタベタしているのがわかります。これは、虫が運んできた花粉をしっかりつかまえるための工夫です。身近な花を観察して、柱頭がどんな形をしているか探してみましょう!

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