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遺伝

遺伝

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

遺伝
親の持つ形質が子やそれ以降の世代に受け継がれる生命現象
  • 親から子へ形質を伝える情報の単位を遺伝子と呼ぶ
  • 遺伝情報の本体は細胞の核内にあるDNA(デオキシリボ核酸)である
  • メンデルの法則により、形質の現れ方には一定の決まりがある

解説

遺伝とは、生物の形や性質(形質)が世代を超えて伝わる仕組みのことです。19世紀にメンデルがエンドウ豆の研究を通じて発見した「メンデルの法則」が基礎となっています。現代では、細胞の核にある染色体の中に含まれるDNA(デオキシリボ核酸)が遺伝情報の本体であることが解明されています。特定の形質を決めるDNAの特定の領域を「遺伝子」と呼びます。

遺伝子には、形質が現れやすいものと現れにくいものがあります。これらはかつて「優性・劣性」と呼ばれていましたが、現在は「顕性・潜性」と呼ぶのが一般的です。以下にその違いをまとめます。

項目 顕性(優性)形質 潜性(劣性)形質
特徴 対になる遺伝子が異なる場合でも表面に現れる形質 対になる遺伝子が同じ種類で揃った時だけ表面に現れる形質
エンドウの例 丸い種子、黄色い種子 しわのある種子、緑色の種子
コラム

遺伝は単に見た目が似るだけでなく、体質や病気のなりやすさなどにも関わっています。しかし、人間の性質は遺伝だけで決まるわけではなく、育った環境や生活習慣も大きく影響します。また、突然変異によって親にはない新しい形質が子に現れることもあり、これが生物の進化につながる重要な要素となっています。

小学生のみなさんへ

「お父さんやお母さんに顔がそっくりだね」と言われたことはありませんか?このように、親の体のとくちょうが子供に伝わることを遺伝いでんといいます。

生き物の体の中には、体を作るための「設計図せっけいず」のようなものが入っています。この設計図の一部が親から子へと受けつがれるため、顔の形や髪の毛の色などが似るのです。この設計図のことを「遺伝子いでんし」と呼びます。

植物でも動物でも、すべての生き物でこの遺伝いでんの仕組みは働いています。自分がお父さんやお母さんに似ているのは、大切な設計図をしっかり受けついでいる証拠なのです。

ルラスタコラム

血液型も遺伝いでんで決まります。でも、お父さんとお母さんの血液型けつえきがたを組み合わせると、両親とはちがう血液型けつえきがたの子供が生まれることもあるんですよ。不思議ですね!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 生物の形や性質を子に伝える情報の単位を何というか。
遺伝子
【応用】 顕性形質と潜性形質の遺伝子を両方持っている個体では、どちらの形質が表面に現れるか。
顕性形質(対になる遺伝子が異なる場合、顕性の形質のみが表面に現れるため)
【実践】 孫の代で潜性形質が現れる理由を、遺伝子の組み合わせの観点から説明せよ。
子の代では顕性遺伝子と潜性遺伝子を一つずつ持つため顕性形質のみが現れるが、孫の代で潜性遺伝子同士が組み合わさる個体が生まれるため。

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