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単性花

単性花

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

単性花
1つの花の中に雄しべまたは雌しべのどちらか一方しか持たない花
  • 雄しべのみを持つ「雄花」と、雌しべのみを持つ「雌花」に分かれる
  • 同一の個体に両方の花が咲く「雌雄同株」と、個体ごとに分かれる「雌雄異株」がある
  • カボチャ、キュウリ、トウモロコシ、マツなどが代表的な植物である

解説

被子植物の多くは、1つの花の中に雄しべと雌しべの両方を備える「両性花」ですが、一部の植物はどちらか一方の生殖器官しか持たない「単性花」を形成します。単性花は、その構造や個体への付き方によって以下のように分類されます。

まず、雄しべのみを持つものを「雄花(おばな)」、雌しべのみを持つものを「雌花(めばな)」と呼びます。さらに、植物の個体単位で見ると、カボチャやヘチマのように1つの株に雄花と雌花の両方が咲く「雌雄同株(しゆうどうしゅ)」と、イチョウやキウイフルーツのように雄花しか咲かない株(雄株)と雌花しか咲かない株(雌株)に分かれる「雌雄異株(しゆういしゅ)」が存在します。

項目 両性花 単性花
花の構造 雄しべと雌しべが同居 雄しべまたは雌しべのみ
受粉の形態 自家受粉が可能なものも多い 必ず別の花からの受粉が必要
代表的な植物 アサガオ、アブラナサクラ カボチャ、トウモロコシ、マツ
コラム

単性花を持つ植物には、風によって花粉を運ぶ「風媒花(ふうばいか)」が多く見られます。例えばマツやスギなどの裸子植物はすべて単性花であり、大量の花粉を風にのせて飛ばすことで受粉の確率を高めています。

また、農業の現場では単性花の性質を理解することが重要です。ビニールハウスで栽培するキュウリやイチゴなどは、自然に風が吹いたり昆虫が来たりしにくいため、人工授粉を行ったり、ハチを放したりして受粉を助ける工夫がなされています。

小学生のみなさんへ

アサガオやアブラナのように、1つの花の中に「めしべ」と「おしべ」の両方がそろっている花が多いですが、中にはどちらか片方しかない花もあります。これを「単性花たんせいか」と呼びます。

めしべだけがある花を「雌花めばな」、おしべだけがある花を「雄花おばな」といいます。カボチャやキュウリを育てるとき、実がなる花とならない花があるのは、このためです。実になるのは、根元がぷっくりとふくらんでいる雌花めばなの方だけなんですよ。

また、トウモロコシのように1本の株に両方の花がさく植物もあれば、イチョウのように「オス」と「メス」の木が完全に分かれている植物もあります。植物によって、子孫をのこすための作戦がちがうのはおもしろいですね。

ルラスタコラム

マツの花も単性花です。マツには花びらがありませんが、枝の先に「めばな」が、その少し下に「おばな」がたくさんつきます。風によって花粉を飛ばすため、目立つ花びらが必要ないのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 1つの花の中に、雄しべまたは雌しべのどちらか一方しか持たない花の名称を答えなさい。
単性花(たんせいか)
【応用】 単性花をつける植物において、カボチャのように1つの個体に雄花と雌花の両方がつく形態と、イチョウのように個体ごとに分かれている形態をそれぞれ何と呼ぶか答えなさい。
1つの個体に雄花と雌花の両方が咲くものを「雌雄同株(しゆうどうしゅ)」、雄花だけが咲く個体と雌花だけが咲く個体に分かれているものを「雌雄異株(しゆういしゅ)」と呼びます。
【実践】 カボチャなどの単性花をつける植物が受粉を行うために、両性花と比較してどのようなプロセスが必要になるか、簡潔に説明しなさい。
カボチャなどの単性花は、1つの花の中に雄しべと雌しべが揃っていないため、自分自身の花の中だけで受粉を完結させることができません。そのため、昆虫が花粉を運んだり、風によって花粉が運ばれたりして、別の花へ受粉する必要があります。

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