まとめ
【定義】
約46億年前の太陽系形成期において、微惑星の衝突・合体を経て地球が誕生し、その後の環境変化を通じて生命が陸上へ進出するまでの過程を指す。
学習の要点
- 重要語句:微惑星、マグマの海(マグマオーシャン)、シアノバクテリア(らん藻類)、オゾン層、古生代
- 用語の意義:初期地球の過酷な環境が、冷却と光合成生物の出現によって生命に適した環境へと変遷した因果関係を理解する。
解説
約46億年前、宇宙に漂う水素ガスの雲から太陽が形成される過程で、周囲の微惑星が衝突・合体を繰り返して地球が誕生した。
衝突時のエネルギーは膨大な熱となり、初期の地球表面は岩石が溶けた「マグマの海(マグマオーシャン)」に覆われていた。その後、衝突が収まり温度が下がると、大気中の水蒸気が激しい雨となって降り注ぎ、海が形成された。
先カンブリア時代には、海中で光合成を行うらん藻類(シアノバクテリア)が出現した。これにより大気中の酸素濃度が上昇し、さらに上空ではオゾン層が形成された。オゾン層が有害な紫外線を遮断したことで、生物の陸上進出が可能となった。
続く古生代には、海中での三葉虫や魚類の繁栄に加え、陸上では巨大なシダ植物の森林が形成され、初期の両生類などが現れるなど、生物の多様化が急速に進展した。
補足
マグマの海が形成された時期には、金属成分が中心部へ沈み込んで核(コア)となり、軽い成分がマントルとなったことで、地球の層構造が確立されたと考えられている。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
地球は今から約46億年前に、宇宙に浮かぶ小さな星のかけらがたくさんぶつかり合って生まれました。
生まれたばかりの地球は、ぶつかった時の熱でドロドロに溶けた「マグマの海」におおわれていました。その後、地球が冷えると、たくさんの雨が降って「海」ができました。
海の中で「らんぞう類」という生き物が生まれて酸素(さんそ)を作り出すと、空に「オゾン層」というバリアができて、太陽の強い光から生き物を守ってくれるようになりました。おかげで、生き物は海から陸へ上がることができるようになったのです。
その後、古生代(こせいだい)という時代になると、海には三葉虫(さんようちゅう)や魚が泳ぎ、陸には大きなシダ植物の森が広がり、両生類(りょうせいるい)などの生き物たちが活動するようになりました。
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