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シダ植物

シダ植物

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 維管束(水や養分を運ぶ管)を持ち、根・茎・葉の区別が明確な植物のグループ。
  • 花を咲かせず、種子をつくる代わりに「胞子」によって繁殖する。
  • ワラビやゼンマイ、イヌワラビなどが代表例であり、湿り気のある場所を好む。
理科植物の分類維管束植物胞子

解説

植物の分類において、シダ植物は「維管束を持つが、種子をつくらない」という特徴によって定義されます。陸上植物はまず、体の中に水や養分を運ぶ「維管束」があるかどうかで、コケ植物とそれ以外の植物に分けられます。シダ植物は維管束を持つため、コケ植物とは異なり、根・茎・葉の区別がはっきりしているのが大きな特徴です。

維管束を持つ植物(維管束植物)の中では、さらに「どのように仲間を増やすか」で分類されます。種子をつくって増える「種子植物」に対し、シダ植物は種子をつくらず、葉の裏などにある「胞子(ほうし)」を飛ばして増えます。このように、シダ植物は進化の過程で維管束を獲得し、陸上での生活により適応した段階の植物といえます。

コラム

シダ植物の生活環には、胞子が芽吹いてできる「前葉体(ぜんようたい)」という小さな体が存在します。ここで受精が行われ、再び私たちがよく目にするシダの姿へと成長します。また、大昔の地球石炭紀など)には、高さ数十メートルにも及ぶ巨大なシダ植物が繁茂していました。これらが地中に埋まって長い年月をかけて変化したものが、現在の「石炭」の起源の一つとなっています。

小学生のみなさんへ

シダ植物は、ワラビやゼンマイのように、花をさかせない植物の仲間です。ふつうの植物は種(たね)を作って仲間を増やしますが、シダ植物は「胞子ほうし」という、とても小さなつぶを飛ばして仲間を増やします。

シダ植物には、コケ植物とはちがう大きな特徴があります。それは、体の中に水や栄養を運ぶための「維管束いかんそく」という管(くだ)があることです。この管があるおかげで、根・茎・葉がはっきりと分かれていて、地面から水を吸い上げて大きく育つことができます。

日かげや、しめった場所に生えていることが多いので、公園や森の中を歩くときに葉っぱの裏側を観察してみてください。小さなつぶつぶ(胞子の入った袋)が見つかるかもしれませんよ。

ルラスタコラム

大昔の地球には、高さ30メートルをこえるような、ビルと同じくらい巨大なシダ植物がたくさん生えていました。それらが地面の下で長い時間をかけて変化したものが、私たちが燃料として使う「石炭(せきたん)」になったといわれています。

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