羊まく(羊膜)

一般小学生

まとめ

  • 胎児羊水を包み込み、胚の生活環境を維持する丈夫で薄い膜。
  • 外部からの物理的衝撃を和らげるクッションの役割と、胚の乾燥を防ぐ役割を担う。
  • 爬虫類鳥類哺乳類に共通する特徴であり、これらは「羊膜類」と総称される。

解説

羊膜は、胚から生じる卵膜の一つであり、胚を直接包み込む最も内側の膜です。羊膜の内側は羊膜腔と呼ばれ、そこは羊水という液体で満たされています。この羊水は、胎児が重力や外部からの物理的な衝撃にさらされるのを防ぐ緩衝材として機能するほか、胚が周囲の組織と癒着したり、乾燥したりするのを防ぐ重要な役割を果たしています。

受精卵子宮内膜に着床すると、胎盤が形成され、胎児はへそのお(臍帯)を通じて母体から養分酸素を得て成長します。約38週にわたる成長過程において、羊膜は胎児が安全に発育するための最適な環境を維持し続けます。進化学の観点では、この羊膜の獲得によって卵が陸上でも乾燥せずに発生できるようになり、脊椎動物が完全に陸上生活へ適応する上での決定的な進化となりました。

コラム

胎児は出生と同時に、それまでの水中のような環境から空気中へと移り、自らの肺で呼吸を開始します。出産時には、胎児が誕生した後に役目を終えた羊膜や胎盤が母体から排出されますが、これを「後産(あとざん)」と呼びます。

小学生のみなさんへ

お母さんのおなかの中で、赤ちゃんを包んでいる丈夫で薄い膜のことを羊膜ようまくといいます。この膜の中は「羊水」という水で満たされていて、赤ちゃんはその水の中に浮かんで生活しています。

この膜と水があるおかげで、外からの衝撃しょうげきから赤ちゃんを守ったり、体が乾燥かんそうするのを防いだりすることができます。赤ちゃんは「へそのお」を通じてお母さんから栄養をもらい、約38週間かけてゆっくりと成長せいちょうしていきます。

そして、生まれる準備が整うと外の世界へ出てきて、自分の肺で呼吸こきゅうを始めるようになります。命が生まれるための、とても大切なバリアのような役割をしているのが羊膜ようまくなのです。

ルラスタコラム

赤ちゃんとお母さんをつないでいた「へそのお」は、生まれた後に役目を終えます。その跡が、みんなのおなかにある「おへそ」なんですよ。

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