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たて状火山

一般小学生

まとめ

たて状火山
粘性の低い玄武岩質のマグマが噴出し、薄く広範囲に流動して固まることで形成された、傾斜の極めて緩やかな火山

解説

たて状火山(盾状火山)は、マグマの粘り気が弱いことが最大の特徴です。マグマに含まれる二酸化ケイ素(シリカ)の量が少なく、温度が高いため、地表に噴出した溶岩は水のようにサラサラと流れます。この流動性の高い溶岩が火口から遠くまで広がり、何層にも積み重なることで、底面積が広く高さの低い、盾を伏せたような地形が作られます。

噴火の様式は、ガスが抜けやすいため爆発的な噴火になることは稀で、溶岩が静かに溢れ出す「ハワイ式噴火」が一般的です。以下の表は、火山の形状とマグマの性質の相関をまとめたものです。

火山の種類 溶岩の粘り気 山の形 代表例
たて状火山 弱い(サラサラ) 傾斜が緩やか マウナロア
成層火山 中間 円錐形 富士山
鐘状火山 強い(ドロドロ) 盛り上がった形 昭和新山
コラム

世界最大のたて状火山として知られるハワイのマウナロア山は、海底からの高さを合わせるとエベレストを超える巨大な山体を持っています。このような火山は、プレートの境界ではなく、マントルの深いところからマグマが上昇してくる「ホットスポット」と呼ばれる場所で形成されることが多いのが特徴です。

小学生のみなさんへ

たて状火山は、マグマがサラサラしているのがとくちょうの火山です。まるで、ホットケーキのたねをフライパンに広げたときのように、溶岩が遠くまで広がっていきます。そのため、山はあまり高くならず、平べったい形になります。

この火山の形が、昔の武士が使っていた「盾(たて)」を地面に置いたような形に見えることから、この名前がつきました。ハワイにあるキラウエア火山などが有名で、ドロドロした溶岩が川のように流れる様子が見られます。

ルラスタコラム

ハワイの島々は、実はすべてこの「たて状火山」が集まってできています。海の中から少しずつ溶岩が積み重なって、長い時間をかけて大きな島になったのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 たて状火山の形が平らで傾斜が緩やかになるのは、溶岩にどのような性質があるからですか。
溶岩の粘り気が弱く、サラサラしていて遠くまで流れ広がりやすいため。
【応用】 たて状火山と、富士山のような成層火山では、どちらのほうがマグマの粘り気が強いですか。
成層火山のほうがマグマの粘り気が強い。
【実践】 たて状火山の噴火の様子について、爆発の激しさの観点から説明しなさい。
マグマの粘り気が弱くガスが抜けやすいため、爆発的な噴火は少なく、溶岩が静かに流れ出すことが多い。

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