化学エネルギー

化学エネルギー

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 物質を構成する原子分子の結合状態によって、その内部に蓄えられているエネルギー
  • 化学反応(燃焼や電池の反応など)を通じて、熱、光、電気などの異なる形態のエネルギーとして放出または吸収される。
  • エネルギー保存の法則に基づき、他のエネルギーから変換されたり、別のエネルギーへ変換されたりしながら自然界を循環する。
理科化学変化エネルギー変換

解説

化学エネルギーとは、物質の内部に潜在的に存在するエネルギーの一種です。物質を形作っている分子や原子の結びつき(化学結合)にはエネルギーが含まれており、化学反応によってその結びつきが変化する際、エネルギーの差分が外部へ現れます。例えば、木炭ガスなどの燃料が酸素と反応して燃焼すると、物質が持っていた化学エネルギーが激しく放出され、熱や光へと変わります。

また、乾電池蓄電池も重要な例です。電池の内部では化学物質が反応し、蓄えられていたエネルギーを直接「電気エネルギー」として取り出しています。最近では、水素と酸素を反応させて電気を取り出す燃料電池なども、化学エネルギーを効率よく利用する技術として注目されています。このように、電気エネルギーが光や熱に変わるだけでなく、様々なエネルギーが電気を介して私たちの生活に届けられています。

コラム

生物の生命活動も、この化学エネルギーの変換に依存しています。植物光合成によって太陽光エネルギーを化学エネルギー(デンプンなど)に変換して蓄えます。人間などの動物は、食物に含まれる化学エネルギーを体内で分解呼吸)することで、体温を維持したり筋肉を動かしたりするためのエネルギーを得ているのです。エネルギーは形を変えながら、地球上の生命や社会を動かす原動力となっています。

小学生のみなさんへ

「化学エネルギー」とは、食べ物や電池、燃料ねんりょう(ガソリンやガスなど)の中に、じっとかくれているエネルギーのことです。ふだんは目に見えませんが、何か変化が起きたときに、熱や光、電気などの力となってあらわれます。

たとえば、わたしたちがごはんを食べるのは、食べ物の中に「化学エネルギー」がたくわえられているからです。体の中で食べ物を分解ぶんかいすることで、走るための力や、体を温める熱に変えています。また、電池の中にもこのエネルギーが入っていて、スイッチを入れると電灯を光らせたり、おもちゃを動かしたりできるのです。

このように、エネルギーは形をどんどん変えて、私たちの生活を助けてくれています。もとをたどれば、植物が太陽の光をあびて作りだしたエネルギーが、食べ物や燃料ねんりょうとして受けつがれているのです。

ルラスタコラム

大昔の植物や動物が地面の下で長い時間をかけて変化した「石油」や「石炭」も、もとは太陽のエネルギーを化学エネルギーとしてたくわえたものなんだよ。私たちは大昔の太陽のパワーを使って生活していると言えるね!

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