学習目安 | 小: C | 中: A | 高: B

塩化亜鉛

塩化亜鉛

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

塩化亜鉛
亜鉛と塩酸が化学反応した際に生成される無機化合物であり、化学式ZnCl2で表される白色の固体

解説

亜鉛(Zn)に塩酸(HCl)を加えると、水素H2)を発生しながら溶解し、塩化亜鉛(ZnCl2)の水溶液が生成されます。この反応は金属イオン化傾向に基づくもので、反応式は Zn + 2HCl → ZnCl2 + H2 と記述されます。水溶液加熱して水分を蒸発させると、白色の粉末状の固体として塩化亜鉛を取り出すことができます。

塩化亜鉛は非常に強い「潮解性」を持っており、空気中の水分を吸収して自ら溶ける性質があります。そのため、保管には密閉容器が不可欠です。また、水によく溶けるだけでなく、エタノールなどの有機溶媒にも溶解する特徴があります。以下に、同様の反応を示すマグネシウムとの比較をまとめます。

比較項目 亜鉛(Zn) マグネシウム(Mg)
生成される物質 塩化亜鉛 塩化マグネシウム
発生する気体 水素 水素
反応の激しさ 中程度 非常に激しい
コラム

工業的な用途は多岐にわたります。マンガン乾電池の電解液として利用されるほか、金属表面の酸化物を取り除く「はんだ付け用フラックス」としても重要です。また、木材の防腐剤や、有機化学合成における触媒としても活用されています。実験においては、塩酸の濃度や金属の質量によって発生する水素の量が決まるため、化学反応の量的関係(モル計算)を学ぶ際の代表的な題材となります。例えば、一定量の塩酸に対して金属を増やしていくと、ある点(過不足なく反応する点)で水素の発生が止まり、グラフが水平になります。

小学生のみなさんへ

亜鉛あえんという金属を、塩酸えんさんという液体えきたいに入れると、シュワシュワとあわが出て水素すいそ発生はっせいします。そのあとに残った液体えきたいを熱して、水分を飛ばすと出てくる白い粉が「塩化亜鉛」です。

この白い粉には、まわりの水分をどんどん吸い取って、自分から溶けてしまうという、ちょっと変わった性質があります。これを潮解性ちょうかいせいといいます。だから、ふたをしっかり閉めておかないと、いつの間にかドロドロに溶けてしまいます。

塩化亜鉛は、電池の中身に使われたり、金属をくっつけるときの手助けをしたりと、いろいろなところで私たちの生活を支えています。

ルラスタコラム

金属を塩酸に溶かすと、必ず「水素」というガスが発生します。このとき、溶けた金属と塩酸が結びついてできたものを「塩(えん)」と呼びます。塩化亜鉛もその仲間なんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…